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黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(2) (モーニングKC)

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(2) (モーニングKC)

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(2) (モーニングKC)

作家
藤田和日郎
出版社
講談社
発売日
2022-11-22
ISBN
9784065296608
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黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(2) (モーニングKC) / 感想・レビュー

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鱒子

当時の賢い女性なら皆知っているが、決して口にしないような真実を突きつけてくる漫画。コミカルなシーンがないととてもやってられないよ、えきょ。腕力と財力でブイブイ言わせる男が現れたが……こ、この人は!いやぁ彼の再登場が嬉しい!

2022/12/18

眠る山猫屋

孤児院への潜入捜査を引き受けざるを得なくなったメアリー。その窮地を救うエルシィ(こと怪物)。自己評価の低さ、自身の死者を敷き詰めたような人生の道に苛まれ、常に絶望感と背中合わせなメアリーの心の闇。エルシィとの関り合いが彼女を変えていく。これは5巻くらい行きそうだな、楽しめるって事だ、ありがたい。真っ直ぐに育ったメアリーの息子・パーシーとエルシィの出会いはどんな化学反応を起こすのだろう?

2022/11/28

ぐうぐう

「まったくお前は他人が「死んだこと」でうまく生きていっているようだな」義父の指摘に抗えないメアリー。抗えないのはそれだけではない。母が書いた『女性の権利の擁護』に強く共感しながらも、現実に横たわる女性蔑視に従うほかないのだ。「立派な志をたてた人間が果たすべき第一の目的は、男性であろうと女性であろうと、人間性を獲得すること」母の書く強さは、逆にメアリーの弱さを露呈させていく。(つづく)

2023/01/09

GM職員

19世紀イギリスの作家メアリー・シェリーが語る「赤いブーツの怪物」─黒博物館シリーズ三作目第二幕。立ちはだかる性差という強固な壁。“怪物”エルシィが卑劣なクズ野郎の二~三人をブチのめしたところで社会は変わらない。正しい理屈は粗暴な力の前に無力で、男のお飾りとしてしか見られない。女性の“自律”と“自立”を訴えるのは、自分を一人の人間として認めてほしいというメアリーの欲望の裏返し。でもそれは人として当たり前の欲求だ!その当たり前を貫くのも困難だった時代に、メアリーとエルシィがどう壁をブチ破るのか期待したい。

2022/11/26

ホシナーたかはし

女性蔑視・差別を描き、それを粉砕するエルシィのスカッとする舞踏!そしてちょっとだけ再登場のウォルター!

2022/11/23

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