ガラスの50代 (講談社文庫 さ 66-20)
ガラスの50代 (講談社文庫 さ 66-20) / 感想・レビュー
あすなろ
50代は三度目の成人式の様なものだと酒井氏は冒頭で告げる。つまり、自分がえりが出来る年代となるという事。子・親等の立場を離れられ、完全に自分の為に生きるという事。それと共に今後の老いる自分が見えてそれについて考え備える年代ともなる。そんな時、振り返りもしたくなる年代となり再訪がブームとなる。なるほどなといつもながら鋭い酒井氏の風刺溢れるエッセイを読み耽った。今年僕は50代に突入する年。
2023/01/07
あきぽん
自分はAfter Bubbleの酒井さんの妹世代ですが、東京独女の先輩として、「負け犬~」のころから参考にさせて頂いています。状況は違いますが…スラムダンクの映画に「青春再来」と号泣したり、ミスチルやスピッツばかり聴いていたり、英語やり直したり、ボランティアしたり、ジョギング始めたり、母との関係を見直したり、この本に書いてあるのと同様な行動をしているのでした。
2022/12/08
ぴよぴよ
グルグルと光GENJI「ガラスの10代」が頭の中に流れている。著者酒井さんの「負け犬の遠吠え」以来20年ぶりに読んだ。 酒井さんは私よりも少しお姉さん。ちょっと先の未来を教えてもらおうと思った。 夫に先立たれた母親と娘の関係や、50代独身問題なんかは考えてさせられた。老眼に更年期、酒井さんの飾らない素の口調で語られる文章はとても面白く心地よい。
2023/07/20
ろこぽん
同世代なのですべてに実感。そうそう!と頚椎痛めるくらい頷きながら読みました。世の中からセクハラが無くならないのは、私たち世代のせいだよね。「超」とか、「めっちゃ」とか使うのやめよう。。。
2023/08/12
Sakura
作者と同世代です。まさにドンピシャな本作、ありがとうという感じです。ぼんやり思っていたこと、感じていたことを酒井さんがきっちり文字にしてくれました。響いたのは「50代からの女に必要なものは、3つのキン」。すなわち、お金、筋肉、近所の友達。「朽ちゆく肉体、追いつかぬ気分」をなだめすかしながら、50代を乗り切ろうと思います。
2023/09/08
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