瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集 (星海社新書)
瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集 (星海社新書) / 感想・レビュー
とよぽん
「クーリエ・ジャポン」に連載されたものを集めた1冊。瀧本さんが亡くなって、羅針盤を失ったような感傷を薄々感じていたが、この連載集は刺激的だった。鋭い視線と感性、批判的により良いものを見出そうとする意気を前面に出している。もっと、いろいろ読みたいと思った。それにしても、日本のマスコミは・・・・。
2023/03/17
benkyo_pokechan
いつもながら、めちゃ面白い。 ・分断が進んでいる地域ほど政治的に寛容になる(貧富で居住地域が分かれている地域のほうが、富裕層の民主党支持率が高い)という仮説、「適度に知っている」という距離感がもたらす寛容をいかにつくるか ・サッチャーの死の報じ方は、英国新聞で大きくことなり、日本よりも差分がドラスティック(見出し・フレーズともに)。米国・中国(香港返還)からは好意的、日本の新聞は比較的ニュートラル ・Growth in a time of Deptという査読なし論文のミスが与えた経済への影響、などなど…
2023/01/03
ラモンキー
時事をネタに考える視点を学べて、前書きにあった「羅針盤」という表現がまさに。 特に、在宅勤務に関する論争は、それが許される層/歓迎される層(定型的業務のコストカットとして)/どちらでもない中間層の階級対立が背景にあるのではという視点は、2013年の記事ながらコロナ禍を経たいまでも通じるなと感じた。
2024/03/24
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