密室を開ける手 (講談社文庫 ふ 48-10)
密室を開ける手 (講談社文庫 ふ 48-10) / 感想・レビュー
ぶんぶん
藤本ひとみさんの作品はあまり読まないのだけどなぜか手に取った本。 タイトルからミステリかな?と思っていたがこれは…。 法が変わればアウトというか充分すぎるくらいに狂気の世界だよ、これ。 戦争が悪いというよりどうしたらこんな発想になってしまうのか理解及ばす…
2023/09/26
non
24-215:シリーズもので高校生。後ろのエッセイで著者の父親をベースにしたらしいと。裕福な家庭の親子関係と祖父らの秘密裏のゲノム編集「こんな自分でも父は受け止めてくれる·戦時下に生きた人間は皆それに巻き込まれその傷を心身に刻みつけた」
2024/11/15
ピカチューロール
△
2023/02/16
あめ
KZU高校生シリーズ3作目。以前、小学生のKZUシリーズを読んだ覚えがありこういう形で続いてたことが嬉しい。相変わらず書かれている史実も明らかになる謎の答も昏く悲しく重い。でも、これは人間が辿ってきた歴史でもあり事実。ナチスの人体実験の内容を調べると意味があったのか疑問しかないものもある。名誉、逆らえない命令、それだけでは片付けられないものもあるような気がする。乾燥BCG人体実験被験者という作者の父の経験などが元になっていることに驚き切ない。野枝と祖父のしたことは被人道的と感じるけどその心中もまた切ない。
2023/01/24
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