KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

PK 新装版 (講談社文庫 い 111-10)

PK 新装版 (講談社文庫 い 111-10)

PK 新装版 (講談社文庫 い 111-10)

作家
伊坂幸太郎
出版社
講談社
発売日
2023-03-15
ISBN
9784065303009
amazonで購入する Kindle版を購入する

PK 新装版 (講談社文庫 い 111-10) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

レモン

タイムトラベルや超能力等まったく興味のないジャンルだったので、読了に時間がかかってしまった。考えることを放棄してしまうので、かなり難解な内容を理解が進まないまま読み進める羽目に。サッカーもさほど興味がないため、ワールドカップ開催国の齟齬なんて気づきもしない。中編3作の中では最後の『密使』が良かった。ちょっと優雅なひとときを楽しむ程度の超能力で世界を救出するという発想が伊坂さんらしい。しかもミッションは皆からの嫌われ者・Gを救出すること。『PK』にももっとヒーローらしいヒーローが登場していてほしかった。

2024/06/09

ぴ〜る

再読。やっぱり伊坂幸太郎ワールドだなって思う。私がふと考える永遠に答えが出ないようなこと、正しいのか正しくないのか同じところをグルグル回ってしまうような感覚がそのまま描かれているような。。。うまく表現できないけれど何かがストンと心の中に収まるような感覚。。。

2023/04/15

MINA

9年前に読んだ以来の、新装版での再読。うーん、分からん!大森望の解説でようやく少しはこの短編集の成り立ち等々理解出来たけど。要は一つ目と二つ目を別々の話で掲載し、成り立ちが似てるので三つ目で無理矢理SFとしてこじつけたような感じなのかな。行きつ戻りつ、何度も違和感や矛盾を確認し伏線回収かと期待するもちょっと私にはどういうことか完全には分かりかねたや。でも「勇気は伝染する」てのは好き。少し、背中押される感があった。全体としては混乱してしまって話を摑みかねたけど、伊坂幸太郎節満載なので要所要所では愉しめた。

2023/05/12

ほんどてん

「PK」「超人」「密使」の中編三編からなる一冊で、繋がりがありました。PKというタイトルには、サッカー用語と超能力に関する意味が含まれているというところにも、なるほどと思いました。よし、繋がった!とラストでスッキリしたと思ったのですが解説を読んだら、そうすると年齢にズレがあることがわかったり。確かに解説を読んでから再読するとまた違う部分が見えてくると思いました。初読で全部が見える方は流石だと思います。

2023/03/23

9分9厘

本編読了後、解説を読んでの答え合わせで何粒も美味しい読書でした。 人には時折、勇気を試される瞬間が訪れる。私にも有ったのか?これからやって来るのか?わたしの判断は世の中を変えるようなことではきっとないけど、密かに胸を張れるものでありたい。「臆病は伝染する。そして勇気も」コロナで苦しんだ今、今度は勇気や希望が伝染してほしいものです。

2023/05/12

感想・レビューをもっと見る