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化物語(20) (KCデラックス)

化物語(20) (KCデラックス)

化物語(20) (KCデラックス)

作家
西尾維新
大暮維人
出版社
講談社
発売日
2023-01-17
ISBN
9784065303474
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化物語(20) (KCデラックス) / 感想・レビュー

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ゼロ

「何かを嫌いっていうのは何かを好きっていうのと同じくらい大切でしょう?」という戦場ヶ原の言葉が重い。漫画版の羽川は、原作よりも完璧であろうと居続けており、その白さを維持するために大きな黒が溜まっている。味付けの例えが良く、素材で勝負できないのなら、味付けで勝負するしかない。原作ではなかったヒロインらの思いが伝わってきた。また生死郎の400年の生きた理由。キスショットが忍をになった理由になり、喋り出した理由にもなっている。数々のエピソードを上手く再構築しキスショットと生死郎の純愛になっている。2人の姿は尊い

2023/03/21

眠る山猫屋

ひとタッチ浴びせるとは・・・生死郎の400年越しの自壊劇が終わった。愛したキスショットへの想いを終わらせる為の長い旅の終着地。優しい顔で逝った生死郎、そしてそれは暦の永い旅の始まりでもある。羽川さん(障り猫)の苛虎との対話・闘いは佳境へ。いつの間にやら羽川推しになってるエピソードくんがかわいいじゃないかw 苛虎とは過去という解釈、なるほど~。戦場ケ原さんと羽川さんの対話(という名の走馬灯)、意味深い。委員長だってガハラさんが大好きなんだと。大好きな“存在”があったのだと。

2023/01/22

こも 零細企業営業

暦と生死郎が決闘する事になった。生死郎は暦にキスショット(忍)と別れる事を要求。ただ暦は、勝った方が忍を封印する吸血鬼モドキになると周りのヴァンパイヤハンター達を立会人にして決闘をする。最初は一本の竹刀を取り合い、先に一発入れたら勝ちという勝負をしようとしたのだが、、、忍から刀が放られて、竹刀から刀に変ってしまった。 そして勝負をしたら。。。生死郎の方が先に刀を取り暦を斬ろうとしたら、暦は生死郎に御札を貼って逆転する。HPに追記 https://www.kashiwa1969.online/?p=6649

2023/01/17

わたー

★★★★★阿良々木くんと死屍累生死郎の戦いが遂に決着。羽川が両親との関係修復に失敗した理由に新解釈が加えられていて、その説得力の高さに思わず唸ってしまった。言われてみれば確かに、彼女にしては珍しい失敗だったなと。各エピソードを有機的に繋げる技術が相変わらず神懸っている。また、ヒロインたちから見た阿良々木くんについても言及されていて良かった。いや、別の漫画のイケメン主人公ですか?ってぐらいカッコ良かったんですけど、もしかして私、いつの間にかエアギア読んでました?

2023/01/23

のぶのぶ

 「私たちはみんな 直江津に巣喰うお人好しの人助けの怪異に襲われて。暗闇から引き摺り出されてしまったある種の被害者なのでは。」、自分が当たり前と思っていることでも、特出していると怪異になっているかもしれない。横並びを求められることも多いが、特出した存在が出てくることで、引き摺り出される、出すことになっているかも。バランスですが。「何かを嫌いっていうのは何かを好きっていうのと同じくらい大切でしょう?」、何でもよいではないことの大切を改めて考えさせられる。じっくりと読み直さないといけないと改めて思う。

2023/01/28

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