恋じゃねえから(2) (モーニング KC)
恋じゃねえから(2) (モーニング KC) / 感想・レビュー
ネギっ子gen
【なかったことにも、忘れることもできないから、脳に心に身体(からだ)に刻まれた全部を抱えたまま、私が私を助ける】14歳の中学生・紫(ゆかり)と21歳の“先生”。二人の関係は本当に恋だったか――。“創作と性加害をめぐる”問題作である同時に、シスターフッドを描いたものでもある。友・茜の「あのとき、先生じゃなくて私が、紫の逃げ場になれればよかった」の台詞が胸に刺さった……。<男女の間や恋愛で起こる感情や出来事は、部外者のみならず当事者も正義や正誤でジャッジできないことが多いですよね。恋愛は感情の産物ですから>。
2023/03/19
Carlyuke
気になったので内容を忘れないうちにと思い続きを読んだ。弁護士と相談することに。訴えたり作品の展示を取り下げさせることを考えてたりということは現実的ではないというアドバイス。 この巻の最後の方で元塾講師がTVでのインタビューに少女をモデルにした作品を紹介して出演した。また展開が気になる状況。 マンガ作者の個人的な気持ちが出てきているようでなんだか私小説でも読んでいる気分になる。
2024/01/10
たまきら
あの、無垢で自分はなんでもできると過信していた10代の頃。あのときの決意が数十年後に予期せぬ形で牙をむく。男にとっては「美しきミューズとの思い出」。14歳の学生にとっては?たった2枚の写真ですら脅威なのに、このSNS社会では何が脅威になるかわからない。懸命に戦う彼女の姿に涙ぐんでしまった。ふざけんな世界。「あれはあやまちだった。謝ってほしい」と叫ぶ無垢だった人をあざ笑うな。
2024/04/30
ぐうぐう
「セクハラの裁判とかって ばり難しいらしいもんね〜 ニュースとかでもさあ なんか見よったら痛々しいってゆーか… 辛いこと忘れて平和に暮らした方が楽なんやないかなって」「それは全然“平和”じゃなかろーもん つうか 他人の記憶や経験に対して忘れた方がいいとか誰も言えんっちゃないと?」さらに言えば、翠の言うように被害者が楽になるために「忘れよう」「忘れたい」と思っていたとしても、それは決して簡単なことではない。(つづく)
2023/02/12
manamuse
26年前、あなたと先生との間に性行為はありましたか。暗い。暗すぎて読むの嫌になる。
2023/05/20
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