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どうした、家康 (講談社文庫 う 57-38)

どうした、家康 (講談社文庫 う 57-38)

どうした、家康 (講談社文庫 う 57-38)

作家
上田秀人
稲田 幸久
井原 忠政
小栗 さくら
風野 真知雄
門井慶喜
砂原浩太朗
永井 紗耶子
松下 隆一
谷津矢車
矢野隆
山本巧次
吉森 大祐
出版社
講談社
発売日
2023-01-17
ISBN
9784065305041
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どうした、家康 (講談社文庫 う 57-38) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

歴史上の人物を史実を基に小説にするーそこは作家の腕次第で、どうとでも話は膨らむよね。視点が変われば思い入れや印象が又、違って何度でも楽しめるのが時代小説の好きなところだ。大河ドラマをもじって楽しいアンソロジー13作。お初の作家さんもいてどれも面白く読んだ。巻末の徳川家康略年譜が嬉しい。好みは谷津さん、上田さん、松下さん、小栗さん、永井さん、山本さんではあったが、本当にどれも良かったのだ。

2023/02/13

みっちゃん

大河ドラマのナイスなもじりタイトルに、つい手に取ってしまったが、当たりだったぞ!の1冊。時代ものの手練れ達が切り取る家康の生涯の一場面。1冊通したら立派な人物伝になってる。どれも良かった!良かったが敢えて挙げると、風野真知雄『悪妻の道』今では大御所となった家康が思い出す、正室瀬名との初めての夜。可笑しみのある文章(石川数正が良い味出してる)に滲む切なさと悲哀が良い。そして16年ぶりの母於大との涙の対面からの!たった22頁に仕込まれた二転三転の展開に唸らされた砂原浩太朗の『生さぬ仲』を挙げておこうか。

2023/02/16

ちょろこ

13人13色の家康の一冊。これは良い。大きい活字で13人の名だたる作家陣が描く、13人13色の家康像が年譜に沿って味わえるのが良い。スタートの人質時代から良い感じ。信長との出会い、信長の熱い掌を取る家康、なんともドラマチック。悪妻瀬名の運命がまさか家康の優しさが一因だとは!これは作家さんのオリジナル構想が光ってる。「塩を納めよ」は興味深く、「燃える城」はラストに相応しい天下への熱に燃え萌え。お茶目家康、シリアス家康、いじわる家康、さぁ、あなたはどの家康が好きですか?自分好みの家康を見つけるのも楽しい作品。

2023/04/16

とし

どうした、家康 。面白いですね、ちょっと徳川家康のイメージや印象が変わります。

2023/04/12

★Masako★

★★★★‪☆ 徳川家康はその時どうしたか? 生涯の中で節目となった事件や出来事を、13人の作家陣が描いたアンソロジー。幼少期から順に話が進み、略年譜も付いているのでとても読みやすかった。家康に関してあまりいいイメージはなかったが、この本で少し変わったかも♪ 良かったのは、瀬名姫との初夜を面白可笑しく描いた風野真知雄さんの「悪妻の道」、母の思いと驚きの展開が素晴らしい砂原浩太朗さんの「生さぬ仲」、映画やドラマのあのシーンを思い出し真田信繁(幸村)はやはりカッコいいと再確認した稲田幸久さんの「燃える城」♪

2023/02/25

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