カラー図説 生命の大進化40億年史 中生代編 恐竜の時代ーー誕生、繁栄、そして大量絶滅 (ブルーバックス)
カラー図説 生命の大進化40億年史 中生代編 恐竜の時代ーー誕生、繁栄、そして大量絶滅 (ブルーバックス) / 感想・レビュー
ホークス
2023年刊。古生代編に続き、中生代編も良かった。最近の定説や有力な説を中心に、細かな部分は省いてあり読みやすい。陸海で爬虫類が栄えた時代。ティラノサウルスなどの大型種、海の覇者3グループ(①魚竜:イルカそっくり、②クビナガリユウ、③モササウルス:ワニの四肢がヒレになったよう)、不思議な姿の翼竜たちの話は子供心を刺激される。鳥類につながる恐竜たちの最近の説、哺乳類の一部が捕食者になっていた事など、初めて知る事も多かった。次の新生代編も楽しみにしよう。
2023/10/04
塩崎ツトム
恐竜は何歳になっても良い。そして年々新しい知見と新たな謎が出てくるのでなおよい。ディノケイルスの全身復元が登場しているなんて知らなかった。ぼくが子供だった四半世紀前には巨大な両腕だけしか見つかってなくて、多分オルニトミムスの仲間だろうとされていたものだった。
2023/03/14
テト
化石から進化をたどるシリーズの中生代について、相変わらず豊富な化石が提示されていて、おもしろかった。古生代ペルム紀の大絶滅から、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の温暖な爬虫類を中心とした大繁栄が起こっている。古生代のような奇妙な生物が生まれる進化ではなく、中生代は種の決まった構造からのマニアックな進化が化石にみられて、形も大きさも多様なある面平和な時代だったのかもしれない。
2024/07/06
OHモリ
・生命の40億年史も37億5000万年すでに終わってしまった中生代は2億年弱でお待ちかねの恐竜時代なのだけど・・・ ・カタカナの聞きなれない名前の生き物たちが次から次に出てきて覚えるのは不可能、恐竜だと認識していた生き物も実は翼竜類とか角竜類で恐竜ではなかったり、剣竜類とか角竜類、鳥脚類いったい何者だったけ?どう違うの??! 生物の分類も爬虫類や両生類、魚竜類とか偽鰐類とか出てきて何が何だか大分類かその下の分類かさっぱりわからなくなってしまった。のだけど何だか目次的に概観出来て面白かった。
2024/04/03
5〇5
三畳紀、ジュラ紀、白亜紀からなる中生代の脊椎動物を中心に紹介される ♦骨格画像とカラーイラストによりそのイメージが膨らんでくる ♣しかも、本書発行前年の2022年の論文情報も含まれており、現時点での最新の知見を考慮してあることも嬉しいところだ ♥かの映画「ジュラシック・パークIII」に登場したスピノサウルスの生態についても、未だ議論が続いているという ♠新種の発見や既存のものの新たな発見が驚きをもたらす。古くて新しい古生物学の醍醐味だろう。
2023/06/20
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