乾と巽―ザバイカル戦記―(9) (アフタヌーンKC)
乾と巽―ザバイカル戦記―(9) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー
ぐうぐう
再会を果たす乾と巽。それぞれの立場、それぞれの信条がぶつかり合う。安彦良和の漫画を読んでいて心地良いのは、コマ割りが動きを表現しているからだ。この場合の動きとは、登場人物の動きに限らず、カメラの動きも意味する。ズームインとズームアウト、パンとチルト、これらの動きは、つまりはアニメーションの動きに他ならない。カット割りという編集も含め、安彦良和とはつくづくアニメーターなのだと実感できる。ともあれ、巽は今巻のラストにおいて、ついにレーニンと邂逅する。
2023/07/04
毎日が日曜日
★★★+
2023/05/28
KDS
1919年夏、日本軍のシベリア出兵によりセミョーノフ軍砲兵大隊長となった乾はウラル戦線に赴く。しかし赤軍の大攻勢のため撤退を余儀なくされる…。一方、ロシア革命の最前線を取材するためチュメニまでやって来た巽は、そこで乾と再会。…が、混乱の中両者は激しく反目することに。そして7月、赤軍の更なる大攻勢によりエカテリンブルクは奪還され、乾と男女の仲になった戦車隊のナージャは戦死、砲兵隊も全滅してしまう。果たして乾は…?千変万化するシベリア出兵史、大流転の第9巻!
2023/05/27
MS009
戦争という理不尽の渦の中で、己の進むべき道を求めてもがき足掻く乾と巽。訪れる突然の別れが虚しい。
2023/08/06
千本通り
ネタばれあり ナージャにはもっと生きていてほしかった。元学生運動の闘士だった著者だもん、そりゃレーニンも登場させるさ。
2023/07/06
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