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フラジャイル(25) (アフタヌーンKC)

フラジャイル(25) (アフタヌーンKC)

フラジャイル(25) (アフタヌーンKC)

作家
恵三朗
草水敏
出版社
講談社
発売日
2023-05-23
ISBN
9784065316863
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フラジャイル(25) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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Nyah

新薬・JS1は、これまでの治験において圧倒的な結果を出し、その性能を証明した。しかし、IDMCの承認が降りずⅢ相治験が終わらない。理由を探していくと‥。サイエンスを捻じ曲げているのは誰か?/ 新薬を待ち望んでいる患者。癌で家族と上手くコミュニケーション取れなくなった気持ち。この巻🥲泣ける。

2023/05/23

ムーミン2号

癌の治療薬:JS1の治験をめぐるエピソードの結末巻。なぜ、JS1の治験Ⅱ相を延伸するのか、にはオドロキのまさにサイエンスとは相容れない理由があった・・・が、これには心底驚きかつ慄いた。実際の社会でもあっては怖いが、単なる保身や虚栄のために、周囲を力ずくで巻き込んで憚らない、どうしようもない人間がいるのも確かで、しかもそいつらはその上に胡坐をかいて、一向に恥じ入る様子もない。多くの者がその犠牲になるが、こと「薬」であればそれは命に関わる。人間とは正に「フラジャイル」な存在。

2023/05/28

空のかなた

涙腺が崩壊しそうな場面が次から次に。その背景には様々な不条理がある。JS1治験承認を阻むのは、保身のためにサイエンスを捻じ曲げる年功序列の医学会。一方治験者は真っ暗な森の中、あるのかないのかも知らされていない正解を這いつくばって手探りで探している毎日を送る。治験承認の中継時にアミノ製薬の間瀬さんが頭を下げ続けた1分12秒に込められた気持が痛いほどに伝わってくる。医療を目指すものへ、思いもかけず病になったものへ。寄り添ってくれる、だけではなく突き放すことでも背中を押してくれる作品。

2023/05/26

JS1を酷評した自分の記事を踏みにじって逃げる丸山先生の背中を見つめる岸先生がとても印象的だった。哀しみの表情にも見えたけど、違う気もする。理路整然と整理できないドロドロとした感情、反対に心を開いて踏み込んだからこそ見えてきた柔らかな感情が今回のお話の鍵だと感じた。手を取って心を通わせる病理医を目指すと定めた宮崎先生。科学的根拠を軸として患者に寄り添う岸先生。二人の方向性は同じだけど、重点の相違が明確になった回。最強コンビでは。

2023/05/28

毎日が日曜日

★★★★ JS1の治験が終わった? 上下関係が影響するのて何か日本的な感じがする。

2023/05/27

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