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おとなになっても(9) (KC Kiss)

おとなになっても(9) (KC Kiss)

おとなになっても(9) (KC Kiss)

作家
志村貴子
出版社
講談社
発売日
2023-06-13
ISBN
9784065318355
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おとなになっても(9) (KC Kiss) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

「いくつになっても、人生はままならぬもの」大人になってこそ、ままならなさをより感じてしまうのは、大人になれば少しは障害物競走における障害が減るのだろうという期待があったからではないか。ところが、実際はそうではない。「男だからとか女だからとか そういうことじゃなくて でも男だからとか女だからってことに理由っていうか 責任を押し付けたかったんだよ…たぶん」利口になった分、絡まった紐がほどけていくのではなく、逆により絡まっていく感覚。(10巻のレビューに続く)

2023/11/25

コリエル

元義母、元旦那、元義妹。みんな色々抱えている。綾乃と朱里がちょっとのんびりそれを眺めている構図なのが不思議。そんな彼女達もいずれは別れるのだというけれど、それは彼女達への罰なのか? それも違うと思うんだけどなあ。

2023/07/29

真田ピロシキ

同棲生活。細かい日常描写が私が書いてる二次創作百合小説の参考になりそう。主人公の歳も近いし。私のは所詮、男の書く妄想なのでいざ一緒に暮らし始めるとかえって不安に襲われたり破綻を予期してたりといった心境はなかなか思いつかない。これの場合は不倫の略奪愛という後ろめたさがずーっと付き纏ってるのですが。朱里の重くてダルくてめんどくさい女ぶりも色々参考になる。主人公2人以外も描写を割かれてて、全然好かれてないであろう元夫の母にまで話を用意してて、様々な大人とこれから大人になる人達を描いて次の最終巻へ。

2023/07/19

koke

志村作品には安易な赦しが訪れないからいい。それにしても百合も30代後半ともなると世知辛い。寂しいことに次が最終巻だそうだが、まさかのバッドエンドも視野に入ってきた。緊張しつつ待つ。

2023/06/15

かすくり

出てくるキャラの多くに共感してしまう部分があるという、なんとも恐ろしい作品。この巻を読んで改めて、大人も子供も、何歳の人だって結局は人間関係に悩んだり苦しんだりするが、それでも誰かと一緒じゃないと辛いってのが人間なんだなぁと改めて思った。人間関係には嫌なことも多いけど、嬉しいこともまた多いんだと思うと、嬉しいことの方がより多い人生にしたいなぁと感じる。

2023/07/06

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