数学者の夏 (講談社文庫 ふ 48-11)
数学者の夏 (講談社文庫 ふ 48-11) / 感想・レビュー
よっち
リーマン予想の証明で壁にぶつかっていた上杉和典。彼が夏休みのステイ先として訪れた伊那谷の学生村で、村を揺るがす事件が生きる青春ミステリ。羨むほどの数学的センスを持つ元京大生と知り合い、数学に没頭するはずが村ではガソリン泥棒に資料館が荒らされたりと不穏な事件が頻発。中学時代の恋人・立花彩と再会した和典が事件解決に動き、それが過去の殺人事件にまで繋がってゆく展開で、彼らの相変わらずな部分と成長した部分を垣間見せつつ、辛い過去の歴史に向き合って、様々な形で変わるきっかけに繋がってゆく結末はなかなか良かったです。
2023/07/26
道楽モン
タイトルに惹かれて購入、読了したものの、これは青い鳥文庫のジュブナイル「探偵チームKZシリーズ」(全22巻)のスピンオフ&進化版である模様。この作家さんは初読みだが、少年少女向きのみならず西洋歴史物で多数の著作ありの大ベテランと判明。疎くてすいません。 であるから、単独物として読める工夫はお手の物。青春ミステリーとして完成されています。主人公が数学にアイデンティティをかける高校2年生で、自主合宿で訪れた村での事件と人間関係に巻き込まれる(というか首を突っ込む)。将来の苦悩とか家族関係とをからめた佳作。
2024/04/07
なみ
リーマン予想の証明を目指す高校生の和典は、夏休みを学生村で過ごすことになる。 しかし、村では事件が起き、さらに中学時代に付き合っていた女性と再会する。 自分の未来かもしれない人物との出会いを経て、ひと回り成長した和典の姿が見られてよかったです。
2023/07/08
マカ
タイトルに惹かれて読んでみたけど思ってた感じと違ってた。その後、シリーズものと知り驚愕したが、読んでてそこまで支障はなかった。けど全体的になんだかスッキリしない。数学もそんなに関係なかったな~。
2023/11/08
tnkz4
いやー。私の読解力が弱いせいか、登場人物が分かりづらい。混乱した。
2023/08/13
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