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本格王2023 (講談社文庫 ほ 31-25)

本格王2023 (講談社文庫 ほ 31-25)

本格王2023 (講談社文庫 ほ 31-25)

作家
本格ミステリ作家クラブ
今村昌弘
結城真一郎
潮谷 験
矢樹純
荒木 あかね
白井智之
道尾秀介
出版社
講談社
発売日
2023-06-15
ISBN
9784065319383
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本格王2023 (講談社文庫 ほ 31-25) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

今年の『本格王』は若手作家さん中心の短編ミステリが選り取り見取りで楽しめる7作品。〝今年を代表する謎はこれだ〟をキャッチフレーズに七人七様の面白さがあった。今村先生はシンプルな構図で安定感ある読み心地。昨年デビューの荒木先生も周到に用意された伏線がゾッとするオチを生み出す。そして大トリは道尾先生、耳を使って体験するミステリ!最後の頁にあるQRコードを読み取り始まる動画は物凄く聴き取りづらい。音量を上げて耳を澄ましていると聞こえてきたのは…。これが「聞く」フィニッシングストロークか…心臓弱い人には要注意です

2023/10/04

雪紫

今村さん既読。大半が登場人物の心境もあってか全体的に重くどんよりした雰囲気が付き纏う。今村さん以外で言うと意外とストレートな潮谷さん、顛末を知った某人物の反応(鬼の首取った感ありそう)が気になる荒木さん(やっぱデビュー作はあれ意識してたか)、著者の言葉込みでニヤニヤ驚き出来た白井さんが個人的に好き。しかし、道尾さん読むとソブケンさんが「動かぬ証拠」で出来なかったやつ今出来るのではと考えてしまう。

2023/06/17

うまる

2021年のから読んでいますが、一番つまらなかったです。年間選書というより普通のアンソロジーレベルで、話題の作家の作品を並べただけって感じ。前年のレベルが高かっただけに落差が凄いです。 推し作家の矢樹さんと白井さんもなんだかな~。矢樹さんは、なぜ今、この作品で選ばれたのか謎すぎる。これが著者の傑作だと思われたら腹立たしい。白井さんは、せっかく真相がよくできたSFミステリなのに、余計な描写が多い。暴力とか鬼畜な描写を入れなければいけないという強迫観念でもあるんだろうか。来年も同じ選者なら買わないな。

2023/06/26

ひさか

7編の本格ミステリアンソロジー。結城さんのゴーストレストランシリーズが良かった。シリーズを読んでみたい。他、いずれもラストであっ!となるのが心地よい。

2023/09/27

のりすけ

白井さんの作品目当て。期待通りでとっても面白かった。「そっちか~~~い!」どれも平均以上の出来栄えだけど、今村さんと結城さんと潮谷さんは、ちょっと好みじゃなかったかな。個人の嗜好なのでお許しください。矢樹さんのホラータッチも好き。荒木さんは「新刊読まなきゃ!」となっちゃった。道尾さんは相変わらず完成度高いなぁと感心。考察の余白があってうまいと思うの。

2023/09/24

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