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ニホンという病

ニホンという病

ニホンという病

作家
養老孟司
名越康文
出版社
講談社
発売日
2023-05-29
ISBN
9784065319840
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ニホンという病 / 感想・レビュー

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trazom

何とも感想が書きにくい。対談本の難しさを思う。例によって養老先生の価値観はユニーク。「東大時代のストレスは」と訊かれて「科学的に生きるという問題ですね」。基礎科学者として科学的であるべきことと、全然違う原理で生きている自分自身との折合いがつかないモヤモヤが、この先生の底流にある。虫や猫への偏愛と禁煙運動に対する痛烈な批判もいつもの通り。それに対し、名越先生の価値観が全くわからない。養老先生に気を遣い追従するばかり。もっと酷いのは司会者。養老先生の深さを汲み取れず、議論を散漫にする司会進行。対談本は難しい。

2023/07/05

tenori

解剖学者の養老孟司さんと精神科医の名越康文さんとの対談集。思想や哲学は人それぞれなので、全同意とはならないけれど、日本の「現状それ自体」を病だと診断するお二方の見解は非常に興味深い。島国ゆえに脈々と繋いできた文化や気質が明治維新と戦後処理によって表層的な部分だけが変えられ、和魂洋才がもたらしている社会的な課題をさらっと提起。南海トラフ地震が起きることを前提に、日本はニホンから脱却し復興を遂げる術があるのか。同調圧力、不寛容、差別、科学的根拠。私達はどう生きるべきなのかを問いかける軽くて重い一冊。

2024/01/17

こも 零細企業営業

中国が拡大すると日本は鎖国する。歴史的にはそうだよな、、

2023/07/15

スリカータ

養老先生を目当てで読んだが、これまで養老先生の著書や対談本を多く読んでいた自分には、養老先生ビギナー読者向けの様で物足りなかった。対談相手の名越先生は精神科でありながらマルチタスクに活躍してされている方ゆえに、自己を語ると話題は広く散らかってしまう。もっと深く切り込んで欲しい話題が、進行役の方の振り方で他の話題に移行しているのが実に勿体無い。南海トラフは来る来ると言いながらなかなか来ないが、本当に来るのだろうか。養老先生の叡智をもっと伝えて欲しかった。

2023/07/09

tomo

☆☆☆ 南海トラフ地震って、この本でよく出てくるけどそもそも本当に起こるの?1000年以内には起こると思うけど、30年以内にねぇ🤔コロナ対応に懐疑的な名越さん(これは私も同意見)他、政治的な話しも多く全体的にはふーん😔な感じで、お二人の切れ味鋭い指摘を期待していたのですが…あ、読後気づいたけど“日刊ゲンダイ”編集なんだぁ、やっぱりそこはかとなく漂うあの空気感…

2024/02/11

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