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虎のたましい人魚の涙 (講談社文庫 く 82-2)

虎のたましい人魚の涙 (講談社文庫 く 82-2)

虎のたましい人魚の涙 (講談社文庫 く 82-2)

作家
くどうれいん
出版社
講談社
発売日
2024-04-12
ISBN
9784065354223
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虎のたましい人魚の涙 (講談社文庫 く 82-2) / 感想・レビュー

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ぼっちゃん

『うたうおばけ』が面白かったのでこちらも読んでみた。大学生になり一人暮らしの寂しさをキートン山田風ナレーションで自分を慰める『竹馬とキートン山田』、琥珀のお店の店員さんとの説明、対応が素晴らしく琥珀のピアスを衝動買いする『虎のたましい人魚の涙』が良かったです。

2024/05/03

たっきー

サイン本を購入。2022年に単行本として刊行されたものの文庫化。まだ会社員と作家を両立されていたときに書かれたもの。少し前に読んだエッセイ集のときにも感じたが、いろいろなエピソードから若さを感じる。何か理由をつけて花を買う習慣あるのはいいな。「花の良いところは必ず枯れるところだと思う。一週間か二週間で萎れて枯れてしまうけれど、祝福の時間としてその期間はとても適切な気がする」。

2024/11/30

たいちーらぶ

今回のエッセイの中で印象的だったのが、日々の忙しさに「自由になりたい」と願うたび込み上げてくる不安のこと。働かなければ書かなければ暮らさなければと毎日やりこなしていても、本当はひとつも「なければいけない」ことはない。「自由」から自分が自ら選んで引き受けた生活だから選ぶも選ばないもすべて私のせい。私のための私のせいの人生、と。会社員と作家の両立から会社員を辞めて作家として歩み始めた著者ならではの言葉に重みを感じる。この不安な気持ちを旅先のタイで遭遇した野良犬に例えるなど、ユーモア溢れる文章がやっぱり好き。

2024/08/11

ゆかり

旅先で、たまたまそこで出会った本を購入したいと思い、選んだ本でした。とても忙しく生活されている中でも、自分の心の中としっかり向き合っているからこそ出てくる言葉たち。毎日生活しているだけでもたくさんのことを感じているはずだけど、私は自分の感じていることに気づけているか?と振り返らされました。私も大切な人を、もっと素直に大切にしたいと思いました。

2024/11/15

まめ

くどうさんのフィルターを通した日常って、すごくきらきらしていて素敵。宝石みたいな輝きじゃなくて、小さい頃に憧れたスパンコールやビーズの感じ。

2024/04/28

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