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新しい恋愛

新しい恋愛

新しい恋愛

作家
高瀬隼子
出版社
講談社
発売日
2024-09-12
ISBN
9784065368022
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ジャンル

新しい恋愛 / 感想・レビュー

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starbro

高瀬 隼子は、新作中心に読んでいる作家です。 あまり新しさは感じませんが(どちらかと言うと昭和感が漂っています)、著者ならではの、クセのあるモヤゾワ恋愛短篇集、オススメは、「お返し」&「いくつも数える」です。 https://ataren.kodansha.co.jp/

2024/09/28

fwhd8325

高瀬さんの作品しては、毒気が物足りなかったように感じました。だいぶ免疫の効果が大きいかもしれません。どの作品も、らしいなぁと感心しながら楽しい読書でした。表題作「新しい恋愛」、「花束の夜」「お返し」と、最初の3編が好みです。だから、ぐいぐいページが進みました。

2024/11/20

美紀ちゃん

「夜の花束」退職して先輩の店を手伝うという倉岡さん。好きだったけど彼ではない。恋をしていたけど彼ではない。そういう寂しさがよくわかる話だった。「新しい恋愛」すごい。ラストが秀逸。びっくりした。高瀬隼子さんすごい!「いくつも数える」人の恋愛を聞いた時の気持ち悪さ。歳の差が離れていてもいいと思う。それを気持ち悪いという人がわたしは嫌だと感じた。でも津野くんの悩みはわかる。そういう嫌悪の話の後に自分はどうなのか?深く考えてぐるぐるすることがすごく伝わってきていい話だった。5つの短編集どれも面白かった!

2024/10/17

道楽モン

高瀬隼子の恋愛を主題とした最新短編集。少しずつ作風を変化させているのかと感じさせられるが、主人公の価値観と世間の評価のズレ、あるいは看過されがちな常識に対する違和感に執拗なまでにこだわるという点では、まったくブレてない。その解像度と思考過程に、高瀬隼子の揺るぎない妥協の無さを感じる。底の浅い軽率な他者の行動原理や底の浅い見識に「これって何なの?」という問題提起を作品化しているのだろう。読者たちが当たり前の常識としてスルーさせてしまう小さな違和感や、思考停止と自己愛に基づく滑稽な行動を容赦なく描いている。

2024/10/14

ケンイチミズバ

職場や学校は恋愛という現象が起きる場所だ。時代が変わると恋愛も変化し新しい恋愛に更新される。人によって恋愛は必要ないという人も、ロマンチックでなくてはならないとか、熱量に差もある。ストーカーに近いことをしてしまうくらい。働き始めてわかった、不倫とか浮気とか職場に普通にある。世間がバッシングする芸能人とかが気の毒に思えるくらい。できる先輩を入社したての彼女は誤認識し男女の関係になる現象もよくある。私の社歴の中でもいくつか見て来たし。花を捨てる罪悪感、いらねえからと渡されて困った挙句の私の行動が面白かった。

2024/09/27

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