だいじなことはみんなアメリカの小学校に教わった: 脱OLの見習い先生日記
だいじなことはみんなアメリカの小学校に教わった: 脱OLの見習い先生日記 / 感想・レビュー
ごへいもち
今活躍中の著者だけど、この本はなんだかラフ。もう少し推敲すべきかも
2020/09/22
うさこ
今日の中島さんがこうして作家さんになったというルーツの小説。出版社で7年も働いてきたけれど、手相占いでポンと背中を押され、退職後にインターンシップで渡米する。ワシントン州プレマートンで小学生に日本文化を伝えるという仕事をすることに・・・。すごく楽しそうに書かれています。米原万理さんの小説みたい。外国の子どもたちとは、どうしても文化が違うから物語のように書かれると想像が難しいんですよね。だから●●が~したっていう風にダイレクトに書かれていると直ぐに想像できます。とても分かりやすい文章です。
2014/07/08
なつめ
あの中島京子さんだよね?と思いつつ、図書館で手に取りました。アメリカの学校は、自由だけれど厳しいところは厳しいんだなと思いました。夫婦のあり方が興味深かったです。
2016/03/17
Humbaba
どのようにして生きていくか。それをしっかりと考えるというのは意外と難しい。特に、忙しい日々を過ごしていれば目の前にある課題をこなすのに精一杯であり、幸せとは何かを考えている時間の余裕も、そして心の余裕もない。長い人生、一度立ち止まったとしてもまたやり直すことはできる。日々の生活に追われているときには、立ち止まって場所を変えてみれば、視野が開かれることがあるかもしれない。
2013/09/29
sawa
★★★★☆ 直木賞作家・中島京子が10年の雑誌編集の仕事を辞めて、アメリカの学校で日本文化を紹介する仕事をしていたことを書いた、初めての作品。小説家としてデビューする前に、こんな本を書いていたとは知らなくて、もしかして同姓同名の別人かと思ったけど、この文章の上手さは本人のもの。短いエッセイの集まりなのだけれど、それこそ著者の書く短編小説のような味わいがある。余計なサブタイトルのせいで、若い女性の「自分探し」のようなイメージを持つが、全然そんなことはなく。文庫化の際には改題されているのでホッとした。(図)
2012/03/16
感想・レビューをもっと見る