ア・リトル・ドラゴン 4 (電撃文庫 な 1-13)
ア・リトル・ドラゴン 4 (電撃文庫 な 1-13) / 感想・レビュー
黒崎ディートリッヒ
むかしむかし、あるところに一匹の小さなドラゴンがいました・・・・と、英文の童話をそのまま翻訳したようなタイトルの意味を今更ながら思い出してみる(笑) 今回は短編集。ドラッピーにくらべてドラッピーのママの方がリアルなドラゴンで迫力満点。 物語としては鳥女ハーピィの話が印象的だった。ダンテの『神曲』に出てくる冥界の罪を犯した魂を喰らうハーピィはまさに悪魔めいていますけど、彼女たち(?)はもともとキリスト教が伝わる前のヨーロッパでは、風の女神だったのですよね。それが時代が下るにつれ、悪魔に変わって行ったのです。
2013/10/03
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