新装版 話を聞かない男、地図が読めない女
新装版 話を聞かない男、地図が読めない女 / 感想・レビュー
徒花
全体的に男を蹴落として女を立てるスタンス。女性の思考方法を分析している量が多く、どちらかというと男性読者のほうをメインターゲットにしているような印象を受けた。「男はこう考える」「女はこう考える」というステレオタイプな書き方を真に受けるのはやめたほうがいいが、基本的に男性と女性は身体的な構造が違うせいで物事を異なる風に捉える傾向があることを覚えておくのは大切なんだろう。文章はウィットに富んでいて、非常に読みやすいのは確か。PRで読了。
2017/12/29
ハッシー
★★★★☆ 世界的ベストセラーの新装版。男女の考え方の違いが、脳の構造や、ホルモンの違いによって引き起こされていることを統計的な結果を交えながら、解き明かしていく。『妻のトリセツ』と同じようなことが書いてあり、腹に落ちた。印象に残ったのは、「女はしゃべりたい。それなのに男は、解決策を求められていると思ってしまう」「冷蔵庫をのぞきこむときに男の脳が探しているのはバターそのものではなく、バターと書かれた文字」「音痴は男のほうが八倍も多い」「女は男に出会ってからたった三秒間で免疫系の分析を終える」
2019/06/18
コージー
★★★☆☆日本で200万部を超えるミリオンセラーとなった『話を聞かない男、地図が読めない女』をよりわかりやすく編集した新装版。男女の生得的な特徴を科学的に説明し、「生まれか育ちか論」にメスを入れる。男女間のより深い理解やコミュニケーションに。やっぱり読み物としておもしろい。【印象的な言葉】生まれか、育ちかという議論は決着がついている。育ちが関係してくるのは学習行動と呼ばれる領域。子どもを生んだことのない女性でも、生みの母と同じようにちゃんと子育てができるのは、子育てがあとから学習する行動だからだ。
2017/12/29
sofia
題名を昔本屋で見たとき「私は地図が読めるんだが」と思っていた。今回のテストではなんと130点。(女性のほとんどが150〜300点の範囲)男脳に近いじゃないか。しかし「女はただしゃべりたい。男は解決策を求められていると思ってしまう」というところは完全な女性脳である。理論はなるほどなと思うところもあるが、平均的な話である。なんたって私は地図が読めるし、好きなんだけど。
2019/08/05
ミエル
タイトルだけは知っている本作、読んでなかったのでサラッと読み。男女脳論が好きではなかったんだけど、なるほどな部分もあり読んでみる価値はあった。それにしても、地図大好き(オリエンテーリング得意)、無駄なおしゃべりも連れションも嫌い、結論後回しにされるの嫌い、でも衝動的な買い物大好き(お買い得最高!)、家族であっても触られるの苦手、なカオスな私は見事にどちらの特徴も持つ中間層でした。やっぱりね。そんな自分の事をメインで取り上げてもらえない事に不満を持つあたりは女性らしさ全開なはず。
2019/04/09
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