主婦の友100年きもの宝典ーきものの花咲くころ、再び
主婦の友100年きもの宝典ーきものの花咲くころ、再び / 感想・レビュー
ヒロミ
買って良かった本。2008年に休刊した「主婦の友」から大正・昭和・平成にわたるきものの記事のみを抜粋した貴重な一冊。読み物も充実しているし(瀬戸内晴美、白洲正子らのエッセイも収録)きもの姿の美しいモデルさんたちの図版も豊富。コラムで昔の人の着付けがぐずぐずなのは楽に着ていたからだけではなく不器用で着付けが苦手な人もいたから、と書いてあったのが意外だった。何となく何でもできる良妻賢母のイメージがある昔の人を身近に感じたエピソードだった。長沢節先生が寄稿されていたのも意外。
どあら
娘がレポート用に図書館で借りたのを読了。主婦の友社、100年なんですねー。きものスタイル傑作集が面白いです(^o^)
2017/11/30
hitotak
最近読んだ『ニッポンの主婦 100年の食卓』の感想に食以外の100年史も読みたいと書いたら、着物についての主婦の友100年史、既に出ていました。昭和の美人女優たちの美しいきもの姿や、白洲正子や瀬戸内晴美などのきものエッセイも再録されており、聞いたことあるけどよく知らなかった着物の種類や季節、ルール等もそれを読むと学べます。夏のきものの暑さ対策、髪型の変遷、東西の流行の違い等の読み物も満載。10年前に出版したものをリクエストに応えて新装本として再販したとのことですが、それも納得の充実した内容でした。
2017/06/29
僕素朴
「主婦の友」100年史が着物の近代史になっている。読み込んだ田中敦子さんすごい。白洲正子が友禅を語って、宮崎友禅がとくに美しい染物を作ったからで、友禅風の染物も糊も徳川以前に京都ではすでに発達していたという。白洲正子の物の見方、憧れる。初代水谷八重子と秋月洋子さんが似ていて驚く。センターパートのまとめ髪まで同じ!参考にされているのかも。山崎豊子のエッセイ怖い。衣替えのしきたり間違えて離縁とか。若い篠田桃紅、きりりと美しい。松任谷由実の生家は八王子の呉服店。ユーミンの着姿もっと見たいな。戦前流行の絵羽羽織→
2019/10/10
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