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うそ

うそ

うそ

作家
谷川俊太郎
中山信一
出版社
主婦の友社
発売日
2021-04-01
ISBN
9784074464708
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うそ / 感想・レビュー

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アキ

この世はうそに満ちている。うそをつくことで苦しくなることを知っているから、お母さんはうそをつくなと言う。でも、うそをつく気持ちは本当なんだ。謝ってすむようなうそはつかない。うそをつくのなら、うそと一緒に生きていく。どうしても、うそがつけなくなるまで、ぼくは何度も何度もうそをつくだろう。中山信一のイラスト。嘘をつかなさそうな素朴な表情の男の子と飼い犬の目線で谷川俊太郎の詩のニュアンスを伝えている。最後に谷川俊太郎が「うそとほんと」という詩を載せていて、これもいい詩です。

2021/06/09

zero1

人は生きている限り。言葉を使う限り、嘘をつく。私もあなたも。法医学者が言うように遺体以外は嘘をつく。多くの場合、詐欺を除き嘘をつくのは苦しい。しかし時に必要な、楽しい嘘もある。人を殺す嘘があり、生かす嘘もある。⭐詩人の谷川俊太郎が嘘を描くとこうなる。絵本だが名言が多く(後述)、内容は実に深い。ロシアのウクライナ侵略戦争も嘘であって欲しい。嘘だと言ってよプーチン!

2022/04/05

keroppi

誰でも「うそ」はつく。「うそ」が悪いというのは簡単だけど、この絵本の「うそ」は深い。「うそ」をつく時ってどんな時だろう。どんな「うそ」ならついていいのだろう。「うそ」をつく時の気持ちってどんなだろう。「あやまってすむようなうそはつかない。」そんな気持ちを大切に「うそ」をついていきたい。#NetGalleyJP

2021/02/25

ネギっ子gen

谷川俊太郎が1988年に発表した詩を、中山信一が絵で構成。男の子が嘘について色々と考える。ついていい嘘・いけない嘘ってあるのか? 心の奥深いところまで届く文章が並び、嘘について、読む側も考えさせられる――。結論部分。<だれも しらなくても じぶんは しっているから/ぼくは うそといっしょに いきていく/どうしても うそが つけなくなるまで いつも ほんとに あこがれながら/ぼくは なんども なんども うそをつくだろう>。これは、昔、子どもだった者たちには、響きますねぇ。忸怩たる想いを噛みしめながら……。⇒

2021/06/29

けんとまん1007

うそ。噓も方便という言葉がある。その意味を改めて考える。人を殺すうそ、人を生かすうそ。捉え方によって、人によって、場面によっても変わりうる。谷川俊太郎さんの詩は、とても深い。さらに、中山さんの絵がそれを後押ししている。

2022/07/29

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