小日向でお茶を
小日向でお茶を / 感想・レビュー
旅するランナー
雑誌「ゆうゆう」に連載中のエッセイ集(2018年10月~2022年9月)。作者が文京区小日向に2010年から2022年まで住んでいた思い出としてだけのタイトルらしい。本文には全く出てきません。ちょうどコロナ前後にあたるので、前半は旅する小説家的に、海外含めた旅先ネタが多く、後半はコロナによる行動制限絡みネタになっていきます。台湾好き、新大阪駅でのルーティン、ピラティスはまりなど、共感できる話題が豊富です。ちなみにオススメ台湾文学は呉明益著「歩道橋の魔術師」とのことです。
2023/07/08
starbro
中島 京子は、新作中心に読んでいる作家です。 著者のエッセイは初読ですが、ほぼ同い年なので、色々と共感出来ます。頁の合間のイラストもGOODでした。 https://books.shufunotomo.co.jp/book/b10030095.html
2023/06/15
いたろう
雑誌「ゆうゆう」連載からの、中島京子さんの初エッセイ集。2018年から2022年まで。最初のうちは、旅先の話などが多く書かれていたが、だんだんコロナ禍の閉塞的な生活の話が多くなっていくのは、仕方がないことか。それでも、食べ物の話、50代後半になっての身体の衰えの話なども通じて、中島さんの人となりが見えて来るのがいい。貫一とお宮が最終的にどうなるのかが気になって、「金色夜叉」前編・中編・後編、「続金色夜叉」、「続続金色夜叉」、「新続金色夜叉」と読み進んだ末に、作者逝去で未完と知った驚き!という箇所に大笑い。
2023/06/04
Ikutan
中島京子さんのエッセイは初めて。前半はbeforeコロナなので、海外での旅のお話が中心ですが、後半はコロナ禍の日々の暮らしのあれこれと身近な話題がメイン。で中島さん、かなり食いしん坊なんですね。全体的には食にまつわる話題が多くて、これは、お腹のすいちゃうエッセイですね。『亡命ロシア料理』という本の「帰れ、鶏肉へ!」は美味しそうなので、作ってみようと思ったよ。やっぱり、同世代なので健康にかんする内容は共感できるところ多し。『MONOPOLY』懐かしい~。一時、はまっていたけれど、確かに変なゲームだったなぁ。
2023/05/31
ゆいまある
ナカキョーさんのエッセイ。主に出かけたところと食べたものに纏わる。お姉さんがフランスにいたり、著者自身もアメリカで暮らした経験があるからか実に軽やかに国境を超える。そして食べる食べる。先入観も偏見もなく美味しく楽しく食べる。と、前半は楽しいのがだ、後半コロナ禍に突入。自宅での保存食作りや、膝が痛い話などになり失速。というかネタ切れか。サクッと読めた。KindleUnlimited
2024/06/18
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