いつの日か別の日か: みつばちの孤独
いつの日か別の日か: みつばちの孤独 / 感想・レビュー
じょんたん
作者が、26歳のころに体験した突然の失恋。その後の心情をつらつらと書かれた本。 作者は7月某日、突然に彼氏から別れを告げられる。しかし、突然過ぎて理解できない作者。しかも元彼Y氏は、あろうことか別れの一カ月後にAという女性と燃えるような恋をしてしまう。 元彼には追いすがり、わがままも言ったりしますが、Aさんに迷惑をかけたり、元彼とAさんを悪者にしてしまうような発言が見当たらないところが、好感が持てました。見ていて、すがすがしい。
2015/05/08
na-ko
古典エッセイスト大塚ひかりさんの処女作。1988年初版。すでに絶版。付き合っていたYに別れを告げられてから、自身の「失恋による感情の発見記」だそう。そこには、時系列で出会いから別れを書かれているのではなく、ひたすらYに対する失恋の感情!しかも怨念のように15編も書いているのだから、尊敬してしまう。主人公の友人リカが「ひっそり死だけはしたくないの」と言う。そうか、この時代には「孤独死」という言葉がなかったのか。
2014/06/21
イワハシ
再読
2019/11/08
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