世界文学全集 19 愛蔵版
世界文学全集 19 愛蔵版 / 感想・レビュー
複製機械
ガリラヤのカナ、石の傍らでの演説。思想とか抜きにしても美しく感動的だ。他方笑える。「地下室の手記」でもそうだがドストエフスキーはこうも乱脈な場面を描く。人間の甘美さと醜悪さが入り混じった空間は一度読めばとりこになるが、しかし優れた訳が必要だ。江川卓訳は読みやすいし、充実した訳注は理解を助けてくれる。ぜひとも復刊してほしい。
2023/11/13
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ガリラヤのカナ、石の傍らでの演説。思想とか抜きにしても美しく感動的だ。他方笑える。「地下室の手記」でもそうだがドストエフスキーはこうも乱脈な場面を描く。人間の甘美さと醜悪さが入り混じった空間は一度読めばとりこになるが、しかし優れた訳が必要だ。江川卓訳は読みやすいし、充実した訳注は理解を助けてくれる。ぜひとも復刊してほしい。
2023/11/13
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