冒険の森へ 傑作小説大全 2 忍者と剣客 (冒険の森へ傑作小説大全 2)
冒険の森へ 傑作小説大全 2 忍者と剣客 (冒険の森へ傑作小説大全 2) / 感想・レビュー
KAZOO
この全集も最終配本になりました。全20巻殆どが読んだことがあるものばかりでしたが久しぶりに若い頃に戻ったような感じを与えてくれました。この第2巻は「忍者と剣客」ということで時代物が数多く収められています。柴錬の「赤い影法師」、山田風太郎の「甲賀忍法帖」の長編から、五味康祐、綱淵謙錠、津本陽、小泉八雲、逢坂剛なだすべて楽しいものばかりです。また何年かしたら読みなおそうと思っています。
2016/12/05
starbro
集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト最終巻は第2巻「忍者と剣客」です。本巻は忍者中心の小説集です。今回は何と言っても長編の2作、山田風太郎の「甲賀忍法帖」&柴田錬三郎の「赤い影法師」でした。本書で全20巻完読プロジェクト・コンプリートです(V)o¥o(V)それにしても船戸与一が、編集に携われなかった事が大変残念です。また編集委員が年配のため、多少古い作品に偏っていたので少し残念でしたが、全般的には良質な企画でした。集英社アッパレです!!!
2017/01/03
ぐうぐう
『冒険の森へ』第2巻は、全編時代小説だ。掌編は、多彩でユニーク。小泉八雲の「かけひき」は、『怪談』からの一編。ただ怖いだけではなく、余韻を残すラストの台詞が効いている。逢坂剛の「決闘」は、作者お得意の西部劇。つづく清水義範「猿取佐助」は、爆笑のパスティーシュ。哲学を忍術として語るという、アクロバティックな発想がたまらない。江國香織の「草之丞の話」は、ファンタジックな一編。短編は、滝口康彦「異聞浪人記」が一番惹かれる。小林正樹監督『切腹』の原作だ。名作と呼ばれる理由が全編から感じられる。(つづく)
2016/12/08
1131you
「讐」までと「甲賀忍法帖」だけ読んだ。甲賀忍法帖以外はあまり印象に残らなかった
2023/06/21
isuzu
山田風太郎ってこんなに面白かったのか!『甲賀忍法帖』がとにかく素晴らしい。柴田錬三郎の『赤い影法師』はちょっと合いませんでした。忍者の話と御前試合の話(いちいち対決者の因縁から話をするので父親の主君の話に飛んだりする)が行ったり来たりするので混乱した。。
2022/02/21
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