冒険の森へ 傑作小説大全 15 波浪の咆哮 (冒険の森へ 傑作小説大全15)
冒険の森へ 傑作小説大全 15 波浪の咆哮 (冒険の森へ 傑作小説大全15) / 感想・レビュー
KAZOO
水に比較的関連のある作品を集めています。掌編は、夏目漱石、川端康成、三島由紀夫などの文豪が入っています。短編は小川未明、笹沢佐保、、北杜夫などでさまざまな分野での作家が多く楽しめます。アンソロジーならではの世界です。長編は椎名誠と景山民夫で、椎名の作品は初めてでした。両者ともエンターテイメントとして楽しく読むことができました。
2016/04/12
starbro
集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト第十一弾は第15巻「波浪の咆哮」です。本巻は海、水に纏わる広義の冒険・ミステリ小説集です!本巻は文豪の作品が多めです。どの作品も面白いですが、掌編では川端 康成の『竜宮の乙姫』、短編では小川 未明の『赤いろうそくと人魚』、長編では景山 民夫の『遠い海から来たCOO』がオススメです。
2016/04/25
ぐうぐう
『冒険の森へ』第15巻。「波浪の咆哮」と銘打ち、海や水にまつわる作品を収録している。夏目漱石『夢十夜』の一編「第七夜」、川端康成「龍宮の乙姫」と、文豪の掌編から幕が開く。掌編では、三島由紀夫の「伝説」が印象的。ロマンティストな三島の一面が滲み出ていると思わせながら、一筋縄ではいかない結末が深い余韻を残す。短編では、なんといっても小川未明の「赤いろうそくと人形」だろう。名作はいくら時代が変わろうとも風化しない、そのことを証明しているかのような耐久性に圧倒される。(つづく)
2016/04/11
山猫
このセレクションはなんなんだ?編集委員の顔ぶれを見れば「仕方ないか」とは思うが…………「人魚」に「貧しげ」表記あり
2021/12/18
おだまん
山本二三展からの遠い海から来たcoo目当て。30年ぶりの再読だけどちっとも読んだときのドキドキは薄れないなぁ。他の文豪や作家さんのステキな作品と素晴らしい海の描写の数々。自分は海洋小説好きなのかもと今更ながら気づくなど。
2019/08/30
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