冒険の森へ 傑作小説大全 18 暗黒の街角 (冒険の森へ 傑作小説大全18)
冒険の森へ 傑作小説大全 18 暗黒の街角 (冒険の森へ 傑作小説大全18) / 感想・レビュー
KAZOO
この巻には、やくざがらみの小説ばかりが収められています。時代物から最近のものまで、多士済々です。長編の「不夜城は昔必死に読んだものでした。映画は見損なっているので、DVDでも見たいと思います(金城武、椎名桔平、山本未来)。今回読んでみると昔ほどのショックは受けませんでした。掌編、短編では清水義則「極道温泉」、花村萬月「笑う山崎」、浅田次郎「ラブ・レター」が印象に残っています。
2016/07/05
starbro
集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト第十四弾は第18巻「暗黒の街角」です。ようやく70%まで来ました。本巻はタイトル通り、ノワール小説集です。20年前に初読した「不夜城」の衝撃を想い出しました。昨年直木賞受賞作の「流」が「不夜城」に似ていると評されていましたが、傑作度は段違いだと思います!その他の作品としては、ショートストーリーは清水義範の「極道温泉」、短編は花村萬月の「笑う山崎」、浅田次郎の「ラブ・レター」が特にオススメです。
2016/08/16
ぐうぐう
日本版ノワール、つまりここには、ヤクザ小説が収録されている。とはいっても、実にバラエティに富んでいて、読ませるのだ。掌編は、その短さも手伝って、ヤクザものとはいってもユーモアに溢れている。夢枕獏「あんまさまおおいに驚く」や、清水義範「極道温泉」など笑える掌編の中にあって、子母沢寛「座頭市物語」が異彩を放っている。言わずと知れた勝新主演の『座頭市』の原作だが、数多くのドラマや映画を生んだ原作が、この短い掌編一作しか存在しないということを初めて知った。(つづく)
2016/07/13
けん
★3.0 安部譲二ってやっぱりインテリだ
2021/06/06
ざび
今回のテーマは「暗黒の街角」「不夜城」はノワールという言葉を一般用語にした作品。当時は本当にその斬新さと謎の世界に驚かされた。他にも花村萬月、浅田次郎、石田衣良と、名品がずらり。堪能できます。
2016/08/03
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