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冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻 (冒険の森へ 傑作小説大全20)

冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻 (冒険の森へ 傑作小説大全20)

冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻 (冒険の森へ 傑作小説大全20)

作家
宮部みゆき
福井晴敏
出版社
集英社
発売日
2015-09-04
ISBN
9784081570508
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冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻 (冒険の森へ 傑作小説大全20) / 感想・レビュー

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KAZOO

このシリーズの最終巻だそうです。ショートストーリーが5編で船戸与一、景山、眉村、中島らも、北方と常連のような感じです。短編が海音寺潮五郎、佐々木譲です。長編が宮部みゆきと福井晴敏さんのものです。私は両方とも読んでいますが、宮部さんのは最近のものとはかなり異なりスピード感があります。

2015/09/18

starbro

集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト第五弾は最終巻の第20巻「疾走する刻」です。タイトル通りどの作品も突っ走っていて色褪せていません。収録作全部面白いですが、ショートストーリーは船戸与一の「深夜ドライブ」、短編は海音寺潮五郎の「男一代の記」、長編は宮部みゆきの「スナーク狩り」が特にオススメです。

2015/09/28

ちょき

タイトルに偽りなく疾走感のある話が凝縮されていた。私のイチオシは天と地とで有名な海音寺潮五郎さんの「男一代の記」。藩主島津義弘が目に止めた村娘をどこの娘か調べてこいと言われた中馬大蔵。訪ねて見つけた娘に一目惚れしその場で嫁にし帰って藩主に「なにものか」と聞かれ、言った言葉が「拙者の妻でごわした」。なんという豪傑。その疾走感たるやよしである。長編2作品はもとより、そのほかの作品も負けず劣らずの走りっぷりだった。

2016/02/29

はれひめ

宮部みゆきさんの「スナーク狩り」一択の感想で恐縮ですが、'92と'12にドラマ化されたのを見逃してしまった過去の自分は大馬鹿者です。25年前刊行とは思えない正にタイトル通りに疾走感溢れる傑作。人の心の闇に迫ってます。列車の時刻表やテレホンカード、電話ボックスを探して、、って今やスマホ一つで事足りるでしょ、なんて野暮な突っ込みは無しに読み継がれていくだろう宮部みゆきさんの筆力に脱帽です。

2015/10/19

ぐうぐう

『冒険の森へ』第20巻のテーマは疾走。ノンストップで走り続ける物語達が収録されている。長編二編が特にいい。福井晴敏『川の深さは』は、『亡国のイージス』の翌年に発表された作品で、作家としての手応えが自信となって迸った勢いが全編に感じられる。と思いきや、実はこれが福井の実質的なデビュー作なのだという(乱歩賞に応募し、落とされた曰く付きの作品)。そうか、福井晴敏はそのデビュー作からしてすでに福井晴敏だったのだな。巻末に収められたのが、宮部みゆき『スナーク狩り』。(つづく)

2015/09/19

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