KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

アジア人物史 第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一

アジア人物史 第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一

アジア人物史 第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一

作家
姜尚中
青山 亨
伊東 利勝
小松 久男
重松 伸司
妹尾 達彦
成田龍一
古井 龍介
三浦徹
村田 雄二郎
李 成市
出版社
集英社
発売日
2023-10-26
ISBN
9784081571055
amazonで購入する

アジア人物史 第5巻 モンゴル帝国のユーラシア統一 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

崩紫サロメ

人物を中心にすることで、モンゴル帝国時代のような一国史に収まりにくい時代をよく描いている。この時代の高麗について森平雅彦の『モンゴル覇権下の高麗』という学位論文を読み大変興味を持ったのだが、本書でも高麗パートは森平氏が担当しており、より平易でありながら、「モンゴル帝国の駙馬」としての具体的な高麗王の像が立体的に描かれていて、この地域や時代について知らなかった人にも興味深く読めると思う。

2024/02/06

田中峰和

モンゴルの台頭から始まる本冊。チンギス・カンが兄妹との確執や他部族との権謀術数によって領土を広げていく過程がよくわかった。その後、オゴデイ→グユク→モンケと続くが、五代目クビライが最も有名。二度にわたる元寇は日本史にもかかわる事件だが、それほどの危機になってはいない。侵攻の際に、高麗を先兵として活用したが、当時の高麗の忠烈王にとっては迷惑な話。本気で日本征服など考えていない。元王国の顔色をみての侵攻でしかなかった。鎌倉幕府において源政権を乗っ取った北条家の泰時は、時政・義時に比べると、悪辣ぶりはましだ。

2024/01/28

感想・レビューをもっと見る