アジア人物史 第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海
アジア人物史 第6巻 ポスト・モンゴル時代の陸と海 / 感想・レビュー
田中峰和
アジアを横断的に見ることで、日本史とアジア史の関係を理解できる良書、2度の元寇によって危機を迎えた日本だが、元から明に政権が移り、関係は復活した。それに貢献したのが室町時代の将軍足利義満。摂関家を上回る足利家の準天皇家というべき家格が創出された。明では永楽帝の誕生によって、両国の関係は改善される。義満が日本国王に柵封されたのだ。勘合貿易が義満の懐を潤わせたことは間違いない。権勢の絶頂を手にした義満だが、あっけなく病没してしまった。その後、40年近く経過し足利義満の登場で日明勘合貿易の復活し幕府は潤った。
2024/03/09
スプリント
前半は既知の人物が多かったが後半の宗教や思想関連の人物は初見が多く新たな知識を大量に得ることができた。
2024/02/29
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