もろさわようこの今昔物語集 (わたしの古典11)
もろさわようこの今昔物語集 (わたしの古典11) / 感想・レビュー
アーケロンのたまご
今は昔・・から始まるどの話も、まるで今のことや身近なことであるような、錯覚を覚えた。 元々、原典は男性的で質朴、粗削りであるのに対して、本書はもろさわ氏の独自解釈を入れた、女性的な内面描写と情感はすでに原点とは違った独自のものになっている。 それでも書かれている内容自体が大変に面白く、それぞれの話に強烈なインパクトがあり、それがまるで目の前で起こっているようなリアリティがあるので、とても惹き付けられた。 機会があれば原典も読んでみたい。
2020/01/04
nowhereman134
今昔物語の現代語訳ではなく、著者の「問題意識で、再構成」したもの。◆wikipediaによれば、著者のもろさわようこ氏は1925年生まれの「女性史研究家」。いわゆるフェミニストだと思われる。乱暴に言えば「今昔物語をフェミニズムで再構築」ということだろうか。◆で、これがおもしろい。「芋がゆ」のラストに歌をかぶせるのは、映画のエンディングみたいで印象的だった。
2013/05/07
もち
オモシロイー
2012/09/09
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