高僧伝 (5) 法然 ひとすじの道
高僧伝 (5) 法然 ひとすじの道 / 感想・レビュー
マサトク
浄土宗僧侶による宗祖法然の伝記。生まれから示寂まで、多様な資料を引用しつつ描かれている。基本的には資料原文の引用の後に現代語の簡訳がつく形での説明が多くて、原文をちゃんと読もうとするとそれなりに時間はかかる(難しくはない)。専修念仏という思想にはやっぱり馴染みづらい部分が残るけど、天台宗から出て念仏一辺倒まで思想を突き詰めていくプロセスは面白い。(個人的にはいずれ浄土に往来する、としても今ここの問題は残るよな、というところでどうもなー)その深化の中で他宗と角付き合う部分も描かれているのも良い。良書と思う。
2014/07/03
고정수
法然の思想についてもう少しつっこんだ解説を期待したのだが…
2018/08/04
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