KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ひろすけ童話絵本 りゅうの目のなみだ

ひろすけ童話絵本 りゅうの目のなみだ

ひろすけ童話絵本 りゅうの目のなみだ

作家
浜田廣介
植田真
出版社
集英社
発売日
2005-11-25
ISBN
9784082990138
amazonで購入する

ひろすけ童話絵本 りゅうの目のなみだ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

tokotoko

このお話を書かれた浜田廣介さんは、数多くの童話や童謡を生み出され、日本のアンデルセンって呼ばれています。絵を描かれた植田さんは、何と!浜田さんがお亡くなりになった年に、生まれた方です。純和風だった昔話が、植田さんの柔らかい感性で、世界のどこかにある村で起きたお話、みたいになってます。絶妙の遠近感の絵のおかげでね、まるでその村の片隅から、このお話の行く末をそっと見守っているような感覚も味わわせてもらえます。こんな風に、昔話が素敵に生まれ変わって、どんどん受け継がれていくのも嬉しいなぁー!って思いました。

2015/02/19

小夜風

【図書館】読友さんレビューより。浜田廣介さんの有名な童話を、植田真さんが描いていたとは知らず、驚きました。和風のお話に洋風な植田さんの絵がどう合わさるのかと思いましたが、とても優しく、穏やかで素敵な絵本になっていました♪少し古風な文の素敵なお話を、こんな風に現代の画家さんにたくさん描いてほしいです♪

2015/02/25

のり

りゅうというだけで 人から恐れられ嫌われているが、ひとりの子供だけは優しく接してくれることに泣く龍。涙がかわのようになることも幻想的でいい。終わりがもっと素敵なら尚よかったな。

2019/01/24

椎奈

【図書館本】わたしはこの絵本好きです。「りゅうは怖い」と大人も子供も皆が思っている中、ある男の子はそうは思ってない様子。現実世界、主に大人たちの中よりも小学校や中学校、高校であるような話。悪い噂を一度聞くとその人の本質がそういう風に思える。でも実際話してみると噂は偽りだったということを短い人生の中で幾度もあった。それがこの本では「りゅう」が恐れられる存在として描かれており、色々なことに当てはめることができた。噂を鵜呑みにしてはいけないだとか、自分の目で見たものを信じるだとかを感じる内容だった。

2015/04/10

はな

浜田廣介作の有名すぎる話ではありますが、植田真さんの絵で描かれると、いっそう現代風の、繊細なものがたりに代わる気がします。にっぽんのお話という風情を取り払って、いかにも今にありそうな、無国籍な印象が醸し出されることで、かえって伝わることもあるのかもしれない。賛否は分かれるかもしれませんが、優しすぎる繊細な心と、周りに流されない強い心をあわせもった少年とりゅうの交流は久しぶりに佳いものに触れた心地がしました。ふるくからある類書とも読み比べてみようと思います。

2013/07/04

感想・レビューをもっと見る