日本の名作「こわい話」傑作集 (集英社みらい文庫)
日本の名作「こわい話」傑作集 (集英社みらい文庫) / 感想・レビュー
アマニョッキ
図書館にしぶしぶついてきた息子が借りた本。帰りしな車で読みながら「おかーさん、芥川龍之介のっとる!夏目漱石ものっとる!」と叫ぶので、どんな本だ?と手に取ると、まあ素晴らしいラインナップ。小泉八雲はもちろん、芥川龍之介「酒虫」「蜘蛛の糸」、夏目漱石「夢十夜」、上田秋成「吉備津の釜」、内田百閒「冥途」、中島敦「牛人」(←これ載ってるのびっくり)等々。しかも原文ままですよ。これ本当に小学生向けなの?と思いながら読みすすめると、巻末の解説がZ会。なるほど納得。うちのこには無理なやつでした。でも秀作!おすすめです。
2018/06/11
雨巫女。
《私‐図書館》やはり、怖くて昼間読みました。(><)一番は、最近行った下関の話で、耳なし芳一の話かな。
2012/10/12
銀華
児童書の怖い話傑作集ってどんなラインナップなのかと目次を見たら、児童向けとは思えないガチめのセレクトで読んだ本書。小泉八雲の雪女、ろくろ首、耳無芳一、狢は云わずもがな。『雨月物語』や『耳袋』、芥川龍之介『酒虫』、岡本綺堂『異妖編』、内田百閒『冥途』が収録されているのが驚いた。ほぼ原文のまま、注釈がその頁の端っこに書いてあるので読みやすかった。『雨月物語』『耳袋』は気になっていたから、他のも読みたくなった機会になった。お気に入りは『吉備津の釜』『異妖編、寺町の竹藪』『耳袋、怨念がないとは言い切れないこと』
2024/05/26
茶芽
有名な文豪の作品を子供にも読んで欲しいと思い、興味の持てそうな「こわい話」をセレクト。私も久し振りに「耳なし法一」や「赤いろうそくと人魚」を読みましたが、物語としての完成度の高さに感服。現代とは大きく異なる状況ばかりですが、想像力がかきたてられゾッとしました。ただ原文ベースなので、子供には少し読み難いかな?
2012/08/18
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