恐怖のお笑い転校生 人形つかい小梅の事件簿 (1) (人形つかい小梅の事件簿) (集英社みらい文庫)
恐怖のお笑い転校生 人形つかい小梅の事件簿 (1) (人形つかい小梅の事件簿) (集英社みらい文庫) / 感想・レビュー
読書国の仮住まい
シリーズ一冊目。 曽根崎小梅は小学五年生。 この春から父親の転勤で東京へ引っ越して来た。 しかし関西の言葉を使えずお淑やかに過ごす日々に悩む。 そんな小梅のクラスに転校生。 式又三郎という彼は、巧みな話術でたちまち学校中の人気者になる。 しかし何かがおかしいと小梅は感じる。 観客全員が全く同じところで笑うのだ。 そんな時、大阪の友達がくれた本間さんというぬいぐるみが話し出す。 小梅には何やら不思議な力があるらしい。 又三郎の家に向かう小梅。 笑う時、人の心は最も無防備で貪欲。 やがて笑いに支配されるのだ。
2023/07/12
nyanco
「たぶらかし」の安田 依央さんがジュニアレーベルで作品を出されるということで読んでみました。残念ながら、この作品からは安田さんの良さは伝わってきませんでした。どういう経緯で書かれることになったのか解らないのですが、大人だからこそ解る感覚の小説を書かれたほうが向いているのでは…と感じてしまいました。非常に勿体無いです。大阪と東京の違い、私も転校組で同じ体験をしたのですが、それをモチーフにしているのに伝えきれていない、読者に伝わっていない感じが残念です。続→
2013/11/02
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