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絵本ファウスト

絵本ファウスト

絵本ファウスト

作家
山本容子
池内紀
出版社
集英社
発売日
2000-10-20
ISBN
9784085320598
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絵本ファウスト / 感想・レビュー

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モリー

山本容子さんの独特な画風が、魂を半分売り渡してしまったファウストと悪魔メフィストの関係を上手く表現しているように感じました。ファウストの背中に取り付ついている悪魔の姿?が、見方によっては老人にも生気を吸われた若い男にも見える異様な姿をしています。この姿はおそらく老女にも若い女にも見えるだまし絵に着想を得たものだろう。ファウストの内面を透かして見せる見事な技法だと思います。さて、内容はというと「時を永遠化すれば悪魔の勝ち」という部分をどう解釈したら良いのかあれこれ考えてみました。とりあえず、魔力で得た至福→

2018/12/10

モリー

絵本ならと思ったのですが、難しくて理解できませんでした。

2018/12/10

deerglove

ファウストの新訳を出されている池内さんご自身が巻末で「(1万2千余行ある作品をかぎりなく少なくして)望遠鏡を逆さにして、どこまでもレンズをまわしたぐあいだ。ピタリと焦点があったところで手からはなした。メフィストがクスクス笑ったようだ。」というひとことを書かれている。山本さんならではの絵から伝わる世界観も案外外れていないということでしょう。いずれ本編を読まねば。

2012/07/07

なーに

絵本にするには元が難しすぎますよね。あとがきにもあるように一万二千行からピタリと焦点のあうものをえらぶっていうのは相当なもので。原作を知らずして読むと???ってなるのでしょう。しかし山本容子さんの淡い絵はなかなかよかったし、文の池内さんも一万二千余行からよくぞ選びぬいたなあと感心する所はあります。さておきホムンクルスの「やあ、パパさん、ごきげんいかが?」っていいよね。

2013/06/05

にゃたろう

山本容子さんのイラストがすてき。ただファウストの話を楽しむには省略しすぎていてわかりづらかった。

2010/05/16

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