炎の蜃気楼シリーズ(35) 耀変黙示録 6 ―乱火の章― (コバルト文庫)
炎の蜃気楼シリーズ(35) 耀変黙示録 6 ―乱火の章― (コバルト文庫) / 感想・レビュー
枯伍
冒頭前巻で調伏された早田の独白が切ない…。外宮内にてひとり、またひとりと削られていく赤鯨衆。直江だけでなく綾子まで操られていた。朦朧とする高耶に無意識下から礼が呼びかける。譲が登場するところは何度読んでもかっこいいなあ。動塞安土城からの攻撃を片手一本で!直江は自己暗示をかけてまで高耶を救おうとするが、肝心の所で兵頭が信長にぐらついて…? 何故かいる鮎川と色部は何を意味するのか。八咫烏の反撃は功を成すのか。哲哉と隆也の現代人組もがんばれー
2018/02/05
たろさ
それぞれがそれぞれの戦いをしている、濃い。一番は直江が、高耶のあんな姿を見せられて、信長にも挑発され、高耶に「こんなことくらいで傷つかねえよ」と言われて、自己催眠にまで追い詰められるところが切ない。そしてやっと、今だ!という時に兵頭、鮎川、色部が…。情報に先導される現代人に、切々と訴える隆也、自分を流した人々を思い出すカオル。信長対弥勒。八咫烏を使って「自分を殺してくれ」と頼む高耶。直江との最上はどこに。
2018/06/28
たろさ
ミラステ後の再読。「魔王の種」の力の前に、折れた直江の心。蘭奢待によって高耶のしどけない様子が全天に映し出されてしまう。「隣のヤツを怨霊にするのは、俺たちなんじゃんかよう!」隆也の言葉がしみる。夢の中で出会う氏照兄ー生きているからこそ、お前はあの男を重い病から救うこともできた。美奈子ーあの人を残して逝くのが辛いのね。あなたはもう信じることができるはずよ…。あの人の永劫先の姿も、信じることができるはずよ。 「ーー傷なんか…つかねえよ…」
2018/10/15
マアサ
表紙が恥ずかしすぎて必ずや自分で図書館に取りに行かねばならぬ本www再読のはずなのに話を全く覚えていない。。。こんなに高耶さんが出てこない話だったかしら。。。直江が不憫。
2016/08/08
きな粉
今までで一番人気恥ずかしい表紙かもしれない…この状態の高耶をチョイスしないで(泣)当時店頭で買う勇気は持てなかったと思います。中身はクライマックスに向けて速度を増していて面白いです。弥勒のパワー全開の譲が対抗馬なら勝負はもっと簡単に済むんじゃ?的な推量は置いといて、いつでも色々ギリギリの高耶だから、この物語は面白いのでしょう。
2016/01/29
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