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炎の蜃気楼シリーズ(36) 耀変黙示録 7 ―濁破の章― (コバルト文庫)

炎の蜃気楼シリーズ(36) 耀変黙示録 7 ―濁破の章― (コバルト文庫)

炎の蜃気楼シリーズ(36) 耀変黙示録 7 ―濁破の章― (コバルト文庫)

作家
桑原水菜
浜田翔子
出版社
集英社
発売日
2002-11-01
ISBN
9784086001793
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炎の蜃気楼シリーズ(36) 耀変黙示録 7 ―濁破の章― (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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枯伍

決戦・動塞安土城。勝長の語る衝撃的な話。潮たちは敵方の自衛艦を乗っ取り、嶺次郎たちは正面から乗り込み、清正隊が水面下から侵入して城の解体をもくろむ。哲哉とカオルが高耶の首枷を破壊し、ようやく本領発揮!小太郎の活躍がすごかった。信長vs譲では魔王の種が芽吹き、高耶vs直江ではえーーーと。心理攻撃ってやつですか。そのべろちゅーは。千秋と綾子のやりとりが懐かしかった。最終的に高坂が活躍ってことになるのかな? BGMは聖飢魔Ⅱ「GREAT DEVOTION」で。

2018/02/05

藤月はな(灯れ松明の火)

上杉の動向が裏四国成就や伊勢での呪詛にやけに静かだと思っていたら壊滅していたなんて・・・・。高耶さんたちを憎悪する鮎川さんや色部さんの気持ちは痛いぐらい、分かるけどそれでも理解して前に進もうとする隆也や哲也達の希望が眩しく、思えます。高耶さんや清正が潮達に生きようとしながら後を頼む場面が自ずから下した決意ならば流すまいと決めた涙が耐え切れなくなります。織田信長と高耶さんは同じで真逆だったからこそ、己が歩んできたことを否定されないために高坂、お前は一体、何のだ?

2012/03/16

たろさ

ミラステ後の再読。「あの男は、もうひとりのオレかもしれない。…いつ、自分を否定されるかわからない。他人を踏み潰してやっと安らかに眠れる。オレもそういう人間だった。自分にひれ伏す人間がいて初めて自分の価値が確認できた。だからこそあいつを認めたくない」 「怨霊が生まれてこねーように、お互いのこと考えるのならできんじゃねえかって」 直江の高耶への飢えは、信長をも喰らう。ーー細胞のひとつひとつまであなたは俺のもの。 ーー欲しい…。足りない…!ーー愛しているんだ。 崇徳院の怨霊が安土城を直撃する。

2018/10/15

りつか

どうして色部さんたちが…! と思っていたのだけど、そんな事情だったのか…。とりあえず景虎がとてつもない異端児なのはよくわかった。第六天魔王とか弥勒とかそういう名前ついてないのに普通に渡りあえちゃってるあたりがなんだかもう…元々ただ人ではなかったけれどもますます「人」の階層からずれていってしまっている気がする。直江とほんとうに幸せになれるんだろうかとふとした拍子に考えてしまう巻でした。【tkb】

2012/12/17

いいところまで行ったのに痛い脱出失敗。からの総力戦に突入です。兵頭の迷いとか冥界上杉軍の非常事態とかカオルの未練とか、今それ言い出しちゃうのか~というモロモロがもどかしい。その分ブレない潮や清正や嶺次郎の頼もしさが増します。高耶の直江への呼びかけ方と信長を内から壊そうとする手段に、直江を知り尽くした感が出てました。直江のブラックホール級の飢えを武器使用…さすが。色部さんが死んでしまったのは驚いたけど、隆也だけを助けてた譲にはちょっと笑ってしまった。たかや好きなんだね。色部さんも霊体夜叉衆に入るのかな。

2018/08/27

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