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虚剣 (コバルト文庫)

虚剣 (コバルト文庫)

虚剣 (コバルト文庫)

作家
須賀しのぶ
梶原にき
出版社
集英社
発売日
2004-12-25
ISBN
9784086005357
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虚剣 (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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永山祐介

僕が兄妹(もしくは姉弟)の物語に期待している点は、端的に言えば「それでも諦めきれない恋心」というところでしょうか。社会的な制約が許さない、相手を道連れに地獄へ落ちるようなものかもしれない、家族を裏切る行為かもしれない、そういった諸々の「ためらい」を抱えつつも、「それでも」捨てることの出来ない恋情に惹かれるのだと思ってます(だから、結末がどうなるかはさして重要ではなかったりする)。で、そういう点で見ると、この物語は十分に兄妹ものの要素を備えていると言えましょう。琴の静かな恋情は、強いものがあったと思います。

2005/01/04

椿屋

キル・ゾーンにどハマりした後に初版で買ったものの、2度の引っ越しを経ても積ん読だった一冊をやっと読み終える。いまや気づけば、須賀しのぶがコバルト作家だと知らない読者も少なくないのでは。著者初の時代小説は、なんとも清廉で切ない業と愛の物語になっている。

2017/05/19

紫鈴

本人もあとがきで書かれていますがなんとコバルトらしからぬ本!いや、この方の本は総じてそうなんですけど。漢、武士道です。☆4

2008/02/06

punto

追記。

2008/05/06

alleine05

コバルト文庫なのになんと漢臭いガチな剣客もの。だが、それがいい(にやり) まあ、たしかに青春小説でもあっていると思うけど。最後の勝負の決着のつき方が少々不満だけど、全体的には満足な内容の作品だった。

2011/02/27

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