スノウ王女の秘密の鳥籠 (コバルト文庫)
スノウ王女の秘密の鳥籠 (コバルト文庫) / 感想・レビュー
里中
アザーの過去が少しずつ分かってきました。真面目で優しい分、家柄や恋愛の苦しみでがんじがらめになってしまってて、マダーやポムのようにバカとは思わないけど、自分を大切にすればいいのに!ため息がでてしまいます。その分マダーが、愛しても大丈夫だって伝える所はグッときました。 いつも野梨原さんは当人には深刻な悩みを、なんでもないよ、大丈夫だよって言うのを描くのが上手い方だと感じます。
2010/05/16
なっちゃん(杜猫nya)
ポムグラニット&マダーのお話3冊目。ちょーシリーズでもそうなんだけど、野梨原さんの魔法の概念って基本的に学問の一種の扱いで変わってて面白いです。 そして相変わらず女性陣に圧倒されてます男性陣。というか、野梨原さんの男性キャラは何もなくても基本的に女性に勝てないことに決まっているのです。前田朝日のころからね。 前回までは男前なポムグラニットが居て、マダーがなんとなくそれに引きずられている感じだったんですが、今回はマダー単品でアザーにお説教しております。小気味いいです。 (2005/07/06記)
しゅん(とりこのべる)
「変じゃないもんー。っていうか、いいとか悪いとか、やってることはあまり変わんないのにくっきり区切ってる方が変だもんー。」 「いいとか、悪いとか、便宜上にしろきっぱり分けるんじゃなくて・・・・・・」 「・・・・・・堂々と、はじめっから、よかったり悪かったりする魔女って名乗っとくって、すごくいいと思うんだよ」 周りにどう思われようと、壁にぶち当たろうと、自分のスタンスを曲げずにやりたいことを貫くポムグラニット。 憧れます。
2013/02/16
とかこ
魔法書がラベンダーなのって時かけだよね。って気がついて、何ていうか作家と同時代を生きてる事が幸せっていうか。私にもマダーの語る愛はよく分からない。でも何かとても大切な事を言われている気がして、覚えておいて後でまた読み返したいって思う。
2012/05/11
deltazulu
アザーの過去話が思ったより重い。苦しむ彼に語りかける他の人の姿が、とても愛だと思いました。夫婦が近づくきっかけが見えたような見えないような。もだもだしつつ、ポムグラとピーターの関係にニヤリとして、さあときめきの庭師はどうなるのかしら。
2010/12/31
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