アンゲルゼ 永遠の君に誓う (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫)
アンゲルゼ 永遠の君に誓う (アンゲルゼシリーズ) (コバルト文庫) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
あまりにも残酷で容赦ないが確実にある事実や人々やアンゲルゼの遣る瀬無い思いも自分の中に昇華し、自分の為すことを行うために決断した陽菜と彼女に傍にいようと素直になり、宣言したもーちゃんの決別や湊の弱さ、他のことも見るという心を持つようになった有紗の本当の強さと人間の建前とエゴ、汚れのない正義はないということも駆け足ながらも描いた凄い作品でした。マリアの陽菜に対する無垢であるがあまりにも正直すぎて残酷な言葉は大好きな親にもずっと好かれたいと無邪気に願う子供のようで無性に切ないです。彼らの願いが叶いますように。
2012/05/09
ひー坊
ああ、青春。その先も読んでみたかった。
2019/10/06
michi
表紙が本当にいいですねえ。皆さんの感想をみると何度も読まれてる理由がわかりました…。なんてこと…マドマギ以来の衝撃波。無力なもーちゃんがもう、愛しいです。そしてなんと、皆さんの感想で、これが当初書かれる巻数を減らされたこと、そして補完本なる存在??もう手に入らない??なんてこと〜〜〜!感想サイトみて断片的に情報入って悶え中…一般文庫にて完璧版を〜!(そして覚野中尉、10年たっても知らないことだらけで涙)
2013/05/24
こめっこ
これでもか!と次々に降りかかる試練に耐える主人公は本当に強くなりましたね。4冊一気読みしてしまった。コバルト文庫にこういう作品があるとは知らなかったです。もっと読みたかった〜。「AAST」という補完本は今は手に入らないらしい。出して下さい!
2012/03/14
らじこ
最終巻。この巻ほど敷島の存在が大きく、かっこよく感じたものはない。現実はさらに過酷になり、ヒナはさらに色々なものを手放さなければならなくなるけれど、彼女を想ってくれている人たちの気持ちが温かく浸透してくる巻だった。覚野とのおでかけも、ラストの切なさもじんわりと胸に残る。でも今までずっと頑張り続けてきたアリサと、最後の最後までヒナを守り、陰謀を打ち砕くために命を張っていた敷島にこそ、ひとまずお疲れ様と言いたいラストだった。
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