室町少年草子 ―獅子と暗躍の皇子― (コバルト文庫)
室町少年草子 ―獅子と暗躍の皇子― (コバルト文庫) / 感想・レビュー
真理そら
『室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君』がおもしろかったので読んでみた。こちらは「吉野の姫君」ではなく「吉野の皇子」が登場する。義満、鬼夜叉、柊、無王の4人組はみな美しくて楽しく読めた。が、やはり観阿弥が一番かっこよく描かれているのはのは作者の好みだろうか。
2018/02/27
AKI
同著者の「室町繚乱」を読む前に、足利義満と世阿弥という登場人物が同じこちらの作品は前日譚にあたるのかなと思い、積読本の中から何とか見つけだして先に読んでみました。(2009年発行💦) 視点がどんどん変わる為、誰に焦点を当てているのかがぼやけてしまって、作品に入り込みにくかったのが残念でしたが、作者あとがきを読むと4人の登場人物全員を主人公にしていたのかな?と。私は若者4人よりも、佐々木道誉や細川頼之というおじ様方に魅力を感じてしまいました(笑)
2018/09/11
咲穗
将軍・義満の前で舞台を成功させた後、京の街をを散策していた少年能楽師・鬼夜叉は、偶然義満と遭遇する。 街歩きに付き合わされていたが、突如何者かに襲われ… 世阿弥と義満の出会いを描いた作品。 続きがあってもおかしくなさそうなのに… 室町、特に文化ものはレアなので楽しく読めました!
2021/05/08
りー
ありがとう、ありがとう、この時代でこの登場人物でライトノベルが読める幸せを噛みしめました。目一杯ミーハーに楽しめる喜び。鬼夜叉、観阿弥、義満、3ショットを脳内再生リピート。12歳の世阿弥独り占めして「松風」舞わせるなんて、と、義満をちょっと羨む。佐々木道誉サマも、幽体出演(イラストつき)。作者さまもあとがきで書いておられましたが、受験用テキストに留めておくのが惜しい、面白い時代だと思うのですが・・・昨今のブームに乗って、この時代、そろそろ映像化してくれないかなー。観阿弥様、今回もステキすぎました。
2018/08/05
ときわ
全然期待していなかったが、面白くてするする読んだ。この一冊に私の好みの人物がてんこ盛り状態で出てきた。なんかもったいない気持ち。室町時代の南北朝の頃はあまり好きじゃないのだが、こういう持って行き方があったんだ。そして時代は全然違うのにあのテレビドラマ「暴れん坊将軍」のイメージが。いつの世でも外へ飛び出して活躍する将軍はいたのね。いや~ちょっと違うか・・・。
2021/03/23
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