マリア様がみてる 35 私の巣(マイネスト) (コバルト文庫)
マリア様がみてる 35 私の巣(マイネスト) (コバルト文庫) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
薔薇様たちが出てこないで一本丸々の長編というのは初めてかも。とあるスールではない姉妹(厳密にはそうじゃないのかも?)の一年間のお話です。最初は戸惑ってた百さんだけど環さんとは持ちつ持たれついいコンビ。あちこちで瞳子ちゃんや乃梨子ちゃん、可南子ちゃんが出てきてるのが何となく面白いなーと思いつつ読みました。祐巳さんの代がメインじゃないのが時代が移り変わってるんだなーという印象を受けます。最後のあれですが、意外と難読ネームの多いマリみてですので千の文字を「ゆき」とよませるのはどうでしょうかとかちょっと思いました
2017/05/31
ひめありす@灯れ松明の火
いつものリリアン女学園なのに登場人物がいつもの人達じゃないのでなんか不思議な感じです。祐巳さんや瞳子ちゃんの世代の話なんだけれど、彼女たちの話ではないという。比較的おっとりさんの多いリリアンでしっかり者のおかんな百さんは結構人気者なんだろうなーと思いました。あまりご縁はなさそうですが、いつか薔薇の館のメンバーと絡むことはあるのかしら。
2010/02/10
kitten
マリみて再読。35冊目は家系図が必要なほどややこしい一家を描いている。一応、乃梨子とか瞳子とか出てくるけど、話にはあまり絡んで来ないので、極端な話、これ、マリみてでやらなくても良かったんじゃないかと。スール制度もあまり関係ないし。でも、モモッチと環さまの関係性がよくて、面白いと思う。めっちゃ好きな話だったりする。こういう大家族っていいよね。
2021/12/10
七海華
表紙を見て「薔薇ファミリーのお話ではないのね…」と、放置していた本。次の本が出たことにより、慌てて読みました。この方の書く一文には、ホロリとさせられることが多いです。今回、お骨の話をする香也さんの一言に、ウルウルしてしまいました。今回、学校の話でなく、大人達の生活や思いが中心に描かれていて、「マリみて」というにはちょっと無理があるかもしれませんが、これはこれで十分、楽しめました。
2011/11/19
星野流人
祐巳たち薔薇の館の住人のほとんど登場しない、マリみて番外編。母親の再婚に悩む少女の物語から、新しい家族の中で生活する様子を描いていく。祐巳出ないんだよなあ、と大して期待せずに読んでいたのだが、これはこれで結構楽しめた。糠漬けの話と聖夜の話が好き。この家族、いい人ばっかりすぎやろ。素敵すぎやろ。家族の温かさが詰まっていて、ほっこりしました。複雑な家庭環境ではあるものの、家族の面々にそれぞれ強い個性があるというわけでもないので、コレのシリーズ化は難しいかもね。 ベストイラストは、19頁の百と環。 8/10点
2011/09/26
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