伯爵と妖精 愛しき人へ十二夜の祈りを (コバルト文庫)
伯爵と妖精 愛しき人へ十二夜の祈りを (コバルト文庫) / 感想・レビュー
しゅわ
【図書館】妖精国への道…は小休止。シリーズ第21作は短編集です。最初のの三篇はヤンチャなエドガーが満載。ポールとエドガーの出会いも詳しくわかります♪ 新婚の二人の日常を描いた三篇はタイトル通り甘いですが、ロタに微妙に嫉妬しつつ内緒で迎えに行っちゃうエドガーのマメさと、そっと引き返す優しさに撃沈。久々の弟ケルピー登場も嬉しいけど、ケリーの勇敢さが素晴らし過ぎる。そしてエドガーのつらい記憶と向き合う最後の書き下ろしは、目をそらさないエドガーの強さと、彼の苦しみを解くリディアの意外な言葉にホロリ。
2016/10/24
みぃー
エドガーの少年時代、新婚アシャンバート家の生活などを描いた短編集。エドガーが全てを失くしてしまう日。妖精の魔法でその日を見ることに。父と母に彼が愛されていたことが分かって良かった。祖父や叔父も素敵な人だった。
2013/06/24
ミホ
伯爵と妖精シリーズ21冊目。今回は短編集とのことですが、なんとなく時系列ありで一本の話として読めたなぁという感想。少年エドガーは大人びた思考はあるけれど、自分の立場を分かった上での振る舞いが時にみられるので幼少期かから描かれた面含めて数奇な人生を歩んでいたのだなぁ。リディアさんに会えてよかったですね、全然この先もまだ波乱万丈ありそうな気しかしないですが(苦笑)リディアさんに振り回されるのは楽観的に微笑ましく見られるので安心しますが、やはり組織な彼らは残虐さ含め恐ろしいので、どうくるのか不穏。
2019/05/19
megu
再読。表題作を含め、7編を収録した短編集。エドガーの過去(シルヴァンフォード)のお話が多かった。個人的に気に入ったのは、“日だまりの小悪魔”と“約束がかなうときまで”と“愛しき人へ十二夜の祈りを”。幼い頃のエドガーとポールが可愛らしく、ポールの熱い想いが胸に響く。表題作では、エドガーの過去、そしてあの日の火事の真相が明らかとなる。リディアとともに過去に向き合い、すっきりしたようで安心。英国の伝統的な十二夜ケーキ、初めて知りました。ソラマメ入りのケーキ、誰が引き当てるかとても楽しそうでした(*´-`)
2022/07/18
ダージリン
久しぶりにエドガーのくどき文句を堪能しました・・・子供のころから「口説き魔でタラシ」と著者にも言われてますが、エドガーだからしょうがないと思える(笑)。だからこそ、今リディアと結ばれた幸せがあふれまくっている短編集でした。ごちそうさまでした。
2010/05/06
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