黒猫館の夢見る天使 三日月伯爵とパリの約束 (コバルト文庫 こ 18-2)
黒猫館の夢見る天使 三日月伯爵とパリの約束 (コバルト文庫 こ 18-2) / 感想・レビュー
陸抗
父親を亡くし、伯母に修道院に入れられたミシェルの唯一の楽しみは、「三日月伯爵」から届く手紙のみ。修道院が学園に変わり、生活が一変しても続く手紙のやり取り。足長おじさんを予想していたけど、まさかのからくりが隠されていた。20世紀の初頭、まだまだ女性が自由に動き回るのは難しかったのかな。学園内では現代とそう変わらない生活をしてたのに、卒業したとたんに伝統にがんじがらめになってるから。不自由な中で猪突猛進なミシェルにハラハラしつつ、自分の特技を生かし、目的の人にも会えた結末は良かったと思う。
2022/03/23
ぐっち
カバー絵が可愛すぎて、読む前からハードルあげすぎたかな?黒髪メガネも黒猫も大好物なのですが、三日月伯爵さまがちょっと切なかった。
2015/05/30
紅羽
手紙のやり取りで育まれる想い。とても素敵だなと思いました。手紙のやり取りのみの憧れの人と、最近出会った帽子職人の男性。その間で揺れるヒロインに迫る遺産目当ての従兄との婚約。展開の読みやすい王道ストーリーは安心して楽しめます。照れ屋さんで甘党なエリオットが可愛かったな(笑)
2016/03/17
U
表紙がかわいい! 出てくる小道具やお菓子がかわいくて美味しそうで、パリ〜って感じがして幸福でした。マルシェとか。パンペルデュ作りたくなる。回想の中のちいさなむくれるレディがかわいい。やさしい終わりだけれど、セルジュがせつなかったなあ。序盤のお友達ふたりが好きだったのでもっと出番がほしかったかも。穏やかに清く健やかな女の子のお話でした。
2015/09/08
でんか
蔵書整理で再読中。うーんなほう。良い意味でも悪い意味でも少女小説なんだなあと思った。足長おじさん的展開は少女小説的であったし、ヒロインの周りの見えてなさ加減がヒドイのも少女小説的なのだろう。気楽には読めるが、随所でひっかかってしまう一冊。
2017/11/06
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