KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

孤独で優しい夜

孤独で優しい夜

孤独で優しい夜

作家
唯川恵
出版社
集英社
発売日
1993-06-04
ISBN
9784086090247
amazonで購入する

孤独で優しい夜 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

MINA

あとがきより「恋が成就するということは一体どういうことなのか/恋はナマモノ/好きだって言われた後も、結婚した後も、奥さんと離婚した後も、物語は続いてゆく」。胸にストンと来た。不倫に走ってしまった粧子。妻である美帆がとても強くてかっこよくさえ感じた。感情に流されず、流産を誰の所為にもせずゆっくり考えて結論を出してる。だからなのか、不倫にありがちの汚さやドロドロ感があまり無く良かった。宗吾がいいコ過ぎる。真っ直ぐで眩しい。いつだって、孤独な夜は突き刺さるようだけど安易に誰かにすがったら後々面倒になるからね。

2014/03/07

そのぼん

一人の男性を巡って二人の女性が…と書くとドロドロっぽいけれど、読んでいるとそうでもない感じがしました。

2011/10/06

ゆうひ

結婚して得る安心、独身だから得られる刺激、相対してるけど、どちらの気持ちも痛いほどわかる。結局悪いのはずるくて幼い男という生き物。

2013/02/27

元吉

★★★☆☆ 登場人物も場面設定もシンプルで読み易いが、女の視点でのみ物語が展開しているため、期待していたほとにはドロドロ感なく、また禁断の愛に燃えるという訳でもなく淡泊な印象。当時はまだ珍しいIT系企業が舞台で、仲良し女子が先輩社員を奪い合う構図。

2019/04/28

maiko

唯川さんも書かれてる通り、一言でいうと『不倫の話』かもしれない。でも、そうなったしまった理由があったり一言では終われない何かがあって。あとがきにある、『彼を心から愛したという思いがあれば、それは成就した恋なのではないか』の一文に全てこめられている気がする。恋愛にはいろんな形があって何が正しいかはわからないけど、『心から愛した』と思えたらどんな結末でも幸せな恋なのかもしれない。

2013/02/14

感想・レビューをもっと見る