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ざ・ちぇんじ!〈前編〉 (Saeko’s early collection〈volume.1〉)

ざ・ちぇんじ!〈前編〉 (Saeko’s early collection〈volume.1〉)

ざ・ちぇんじ!〈前編〉 (Saeko’s early collection〈volume.1〉)

作家
氷室冴子
出版社
集英社
発売日
1996-03-22
ISBN
9784086090377
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ざ・ちぇんじ!〈前編〉 (Saeko’s early collection〈volume.1〉) / 感想・レビュー

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こみっくま🍏OTONA JAM’S

氷室さんが亡くなって12年。私もついに彼女の年齢を追い越してしまった。うろ覚えではあるが中高生時代に 初読の氷室作品はこれだったような?平安時代にのっぴきならない事情で男女入れ替わりで育てられた姉弟。女性ながら元服し、結婚したり、男性なのに裳着を行い、帝の元に入内するよう申し付けられたり・・というドタバタコメディ。友達と一緒にドはまりして貸し借りしてたなあ~懐かしい。あのピンクの背表紙、ズラリと並べて本棚に置いていたのにもう処分しちゃったな。そんな大人達の為にハードカバーが発売されたんだねぇ。有難い。

2020/05/16

assam2005

古典「とりかへばや物語」を氷室冴子さんがコバルトに置き換えてみたらこんなふうになるのか。平安時代に書かれた原作。この時代からジェンダーの考えがあり、現代との共通点を感じる。あらすじは知っているのだけど、ワクワクしながらページを捲ってしまうのは氷室さんの手腕。面白いんだなぁ、このテンポ。前編は、弟姫が尚侍として宮中に上がる事が決まるまで。この時点で姉中将・弟姫共に自分の性と生き方のズレに齟齬を感じていて、今までの自分に後悔がチラチラ見える。当てこすりこそが処世術という図式が、既にこの時代からあったのね。

2021/07/04

すみの

漫画山内作品の原作。兵部卿宮のような人達をすみれ族と言うのはなんとも雅ですね(笑)。全てを知った女東宮と綺羅姉弟の3人チームプレーが終わり良ければ全て良しに繋がったと思う。誰か協力者がいてこそ。

2016/11/14

こっぺ

あぁ懐かしい。小学生ぶりの「ざ・ちぇんじ!」である。約20年ぶりだ。ひさしぶりっ姉綺羅に弟綺羅!北嵯峨での姉綺羅と帝の出会いには爆笑。あぁ素敵。しかし、この平安舞台の物語を子どもの頃のあたしは何を思っていたんだろう。漢字、ちゃんと読めてたのかな。あやしいものだ。【図】

2010/09/07

しゅわ

【図書館】勝手に氷室さん再読祭り!の番外編。あとがき目当てに愛蔵版を手にとった…のですが、こっちにはあとがきがありませんでした(涙) 先日の「月の輝く夜に」と旧版再読…この半年で2度も読んでいたので、ざっとチェックするだけにしようかな?と思いつつ、読み始めたらページを繰る手が止まりませんでした。やはりいつ読んでも面白いですね。古典を意識しているせいか?とてもリズムの良い文章でサラッと読めます。女の身で元服・出仕をした快活な姉と十二単に身をつつんだ内気な弟のコメディ。周囲の勘違いが楽しい前半戦です

2013/02/27

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