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雑居時代〈1〉(Saeko’s early collection〈volume.7〉)

雑居時代〈1〉(Saeko’s early collection〈volume.7〉)

雑居時代〈1〉(Saeko’s early collection〈volume.7〉)

作家
氷室冴子
出版社
集英社
発売日
1997-01-24
ISBN
9784086090506
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雑居時代〈1〉(Saeko’s early collection〈volume.7〉) / 感想・レビュー

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タカギ

主人公の倉橋数子は学校創立以来の才媛と名高い美人で、運動はできるし、家事も万能と非の打ち所がない。それは全て血の滲むような努力の結果で、血縁関係のない叔父・譲と結婚するためだったのだが、譲が他の女性を娶って同居することを知り、親戚の学者の留守居役を買って出る。そこへ同じ学校の家弓(漫画家志望)と浪人生の勉が転がりこんできて、女2人男1人の雑居生活がはじまる。みんなテンションが高くて楽しい。数子の豹変ぶりがすごい。そんなに譲が好きだったなら打ち明ければ良かったと思うけど、それじゃあコメディにならないものね。

2020/07/29

こっぺ

才色兼備な「倉橋さんちの数子さん」であるはずなのに、この報われなさが哀れである。。。捻くれまくって天の邪鬼な真の性格は持ち合わせているものの、譲おじさんへの恋心や、表の顔を維持する努力は本物なのに。数子さんの何がいけないんだろう。もっと美味しい想いをしてもいいのではないだろうか。面白い友人に恵まれたからいいとしますか。大好きな作品。【図】

2010/09/20

しゅわ

【図書館】勝手に氷室さん再読祭り!の番外編。ご近所の図書館に愛蔵版があるのを知り、手にとってみました。読み始めて、最初の数ページで驚愕!!そう 譲叔父さんが「じーさんが親友の忘れ形見を引き取った」だけの血のつながりのない人になっている!? コバルト版を何度も何度も読んでいた私ですが「どんなにがんばっても姪は叔父さんと結婚できない」ことが気になって仕方なかったので、この修正は本当に嬉しかったです♪ 才色兼備な数子ちゃんですが、裏では無駄?な努力を惜しまず、ともかくむくわれなくて…にくめないキャラです。

2013/02/27

Gaooo

容姿端麗、頭脳明晰、「倉橋さんちの数子さん」。初めて読んだ時、こんな裏表のある女の子が主人公だなんて!と驚いたものだ。しかしこの数子さんがおもしろい!叔父さん(血縁ではない)への恋心ゆえに、極端な行動に出ては涙にくれる…。久々に読み返して大満足!

2021/02/08

sakko/さよ

面白かった!もとは1982年にコバルト文庫から刊行された作品。でもそれほど古さは感じなかった…かな? 隠れ努力型の万能委員長っていうのが後の少女マンガに引き継がれていたりするのかもしれない。こんなになんでも持ってそうなのに不憫な主人公っていうコメディっぷりがステキ。もうちょっと勉の出番がほしい。2巻も楽しみ。

2012/01/11

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