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クララ白書 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52C)

クララ白書 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52C)

クララ白書 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52C)

作家
氷室冴子
原田治
出版社
集英社
発売日
1980-04-10
ISBN
9784086103428
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クララ白書 (集英社文庫―コバルトシリーズ 52C) / 感想・レビュー

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たか

古き良き時代のコバルト文庫の代表作。中等部の『クララ白書』から高等部の『アグネス白書』へと続く。今のJC、JKには流石に合わないか。C評価

2017/11/17

星落秋風五丈原

桂木しのぶ、通称しーのは、父の転勤を機に、寄宿舎に入る事になった。新入り仲間には、豪邸に住んでいるという噂の佐倉菊花、大人しそうだがちょっと意外な反応を見せる紺野蒔子がいた。新入り恒例の行事として、しーの達三人に課せられたのは、ドーナツを45個揚げる事!?

2006/01/13

しゅわ

氷室冴子さん勝手に再読祭り!第三弾は、私にとって「初氷室さん」だったこの本。主人公のしーの、美人だけど一風変わった完璧主義者のマッキー、そして何か秘密を抱える努力家の菊花。お嬢様学校の寄宿舎で繰り広げられる、女の子達のキラキラな日々を描いた傑作です。そんな少女趣味!?な内容なのに、最初は便秘の話だったりするあたりが、さすが氷室さん…という感じ。 なんだかんだ言いつつ、三人が勝手に盛り上がっているラストの距離感が大好きでした♪ 今読んでも…携帯やパソコンが出てこないぐらいで…古臭さを感じないところがスゴイ

2013/01/02

eihuji

氷室冴子作品だが積本歴30年以上の初読み。厳密に云えば読もうと試みはしたけれど挫折した。今回も挫けそうだったがなんとか完走。以前挫折した経緯は現在となっては不明だが理由は容易に理解できる。あまりにも少女小説なのである。少年時代の僕が放り投げても無理は無い。とは云え、少女向けに書かれた本作に勝手に手を出した少年、況やもとより対象外のオッサンが文句をつける筋合いはない。収穫もあった。氷室冴子は現在で云う所謂「腐女子」の先駆者であったのだな。

2017/10/11

ぽけっとももんが

「図書館のバシラドール」に出てきて、居ても立っても居られなくて図書館閉架から出してもらう。あってよかった。スマホどころか携帯もパソコンも出てこない昭和の少女小説に、寄宿舎に憧れて、どうも美人ではないのに引く手数多なしーのに平凡な自分を重ねていたあの頃の自分を懐かしく思い出す。ずいぶん早く鬼籍に入ってしまわれたけれども、もし健在ならどんな物語をわたしたちに見せてくれたのだろう。

2022/07/18

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